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12月04日-04号

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  1. 津山市議会 2019-12-04
    12月04日-04号


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    令和 元年12月定例会                              令和元年12月津山市議会定例会                議 事 日 程(第 4 号) 〇令和元年12月4日(水)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │       会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││ 第 1 │   議案第45号~議案第77号(33件)                ││     │  (美見みち子議員高橋寿治議員西野修平議員、原 行則議員、     ││     │   河本英敏議員)                           │└─────┴─────────────────────────────────────┘  〇散 会                 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 勝 浦 正 樹 │ 出席 │   │ 15 │ 田 口 浩 二 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │   │ 16 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 村 上 祐 二 │ 〃 │   │ 17 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │   │ 18 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │   │ 19 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 河 村 美 典 │ 〃 │   │ 20 │ 美 見 みち子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 三 浦 ひらく │ 〃 │   │ 21 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │   │ 22 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 23 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │   │ 24 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │ 25 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 欠席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │   │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 出席 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘               説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  谷 口 圭 三  │ 農林部長    │  福 島 康 弘  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  山 田 賢 一  │ 都市建設部長  │  岡 部 卓 史  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  有 本 明 彦  │ 地域振興部長  │  岡   完 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総合企画部長  │  明 楽 智 雄  │ 加茂支所長   │  田 中 啓 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  梶 岡 潤 二  │ 勝北支所長   │  高 橋 宏 誌  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部長    │  二 宮 俊 幸  │ 久米支所長   │  藤 本 浩 克  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  小 賀 智 子  │ 阿波出張所長  │  安 東 正 人  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  原 田 浩 司  │ 会計管理者   │  加 藤 俊 文  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  森 山 誠 二  │ 水道局長    │  分 部 秀 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  飯 田 早 苗  │ 学校教育部長  │  絹 田 真 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  織 田 敬 子  │ 生涯学習部長  │  小坂田 裕 造  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 産業経済部長  │  玉 置 晃 隆  │ 総務部総務課長 │  笠 尾 美 樹  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘             職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  野 口   薫  │ 主幹      │  近 藤 基 恵  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  尾 高 弘 毅  │ 主任      │  寺 坂 洋 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画参事    │  廣 野 淳 子  │ 主事      │  井 口 琢 朗  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(岡安謙典君)  おはようございます。 御着席を願います。 これより12月津山市議会定例会第4日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は27名であります。欠席届が森岡議員から出ております。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(岡安謙典君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 20番、美見みち子議員、登壇。 ◆20番(美見みち子君) 〔登壇〕 おはようございます。日本共産党の美見みち子でございます。 発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、市長の基本姿勢と機構改革について、市道B80号線について、日米共同訓練について、順次質問させていただきたいと思います。 まず1点目に、機構改革についてお尋ねいたします。 質問戦も3日目ですし、他の議員さんの質問と重なる部分があると思いますが、多少物事の視点が違う、質問の角度が違うということで御理解をいただき、御容赦いただきたいと思います。私は主に、市長が言われた行政管理経営部門に関係する課題を主に質問をさせていただきたいと思います。明確な答弁をお願いいたします。 市長は、今回の機構改革は、第5次総合計画中期実施計画を推し進め、課題への適切な対応と事務事業の敏速かつ確実な執行体制を整備するために大幅な機構改革を行う、そしてこうした時期に、今後の人口減社会を見据え、将来にわたり持続可能な行政基盤の確立を図るため、現状の本市の行政組織を総合的かつ抜本的に見直しをしたとの旨を基本的な考えとして言われました。 マスコミでは、過去最大の機構改革案とも言われていますが、まず市長の基本姿勢として、現実の社会のありようとして、今後の人口減社会を見据えたとされていますが、これは津山市は今後は人口が減っていくということを見通したということでよろしいのでしょうか、まずお聞きをいたします。 また、今回の機構改革の目的が、第5次総合計画中期実施計画を進めるため、課題への的確な対応と事務事業の敏速かつ確実な執行体制を整備するためと言われていますが、ではなぜ現時点での執行体制では、課題への的確な対応や事務事業の敏速かつ的確な対応ができないのでしょうか。現執行体制を改革しなくてはならない明確な理由をお聞かせください。 2点目に、市道B80号線の道路改良、歩道設置問題でお尋ねをいたします。 この道路の目的は、中心市街地の利便性や快適性の向上、交通安全対策の観点から実施、城東と城西の回遊性などと言われてまいりましたが、宮川から中国銀行交差点までの市道1001号線については、平成20年度から整備し、既に平成28年度で完了したとお聞きしていますが、この道路幅員は歩道を含めて何メートルでしょうか。片側歩道も十分整備されているとは思えない箇所もあるとは思いますが、片側歩道で整備したと思えばよろしいのでしょうか。 そして、ザ・シロヤマテラス津山別邸から津山中央記念病院手前までの市道B80号線に中銀前の交差点でつながっていきますが、現在整備されているザ・シロヤマテラス津山別邸前付近、児童公園手前までは両側歩道と思いますが、歩道を入れて道路幅員は何メートルでしょうか、お聞きをいたします。 3点目に、日本原演習場における日米共同訓練についてお尋ねいたします。 基本的には米国の訓練は津山市としては認められないという立場を、明確にアメリカ合衆国、そして日本の防衛省に対して申し入れをしてほしいとお願いをしておきたいと思いますが、今回の訓練は、12月2日に海兵隊が津山に来て、3日に共同訓練をして、4日は帰るという極めて短期間の訓練だと言われています。今、質問のときには、既に訓練を終えて帰ったということもお聞きしますが、まずどんな訓練が行われ、住民の間でのいざこざとか、勝北近辺住民との間での摩擦などはなかったのでしょうか、お聞きをいたします。 以上で登壇での質問を終わり、答弁によりまして、質問席にて一問一答方式により再質問させていただきたいと思います。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 おはようございます。 美見議員の御質問にお答えをさせていただきます。 今後の本市の人口についてのお尋ねでございます。津山市第5次総合計画にもお示ししておりますとおり、推計上は将来的に減少していく見通しとなっております。 また、現執行体制を見直す理由についてでありますが、第5次総合計画中期実施計画を強力に推し進めるために、これまで以上に実効性や迅速性を重視した政策決定を行うとともに、平成27年度からの新教育委員会制度への移行を踏まえ、まちづくり地域づくりなどの取り組みをより効果的に進めるために必要な組織機構の再編と考えたことなどによるものでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  市道1001号線に関するお尋ねにお答えをいたします。 市道1001号線の中国銀行交差点から宮川交差点までの区間の道路幅員は、約15メーターから9メートルといった状況でございます。 なお、平成20年度から平成28年度までの事業では、現状の道路敷地内で既存の歩道のバリアフリー化を含む整備を行っており、両側歩道と片側歩道の区間がございます。将来的には全線を両側歩道にすることも考えられますが、現時点では計画をしておりません。 次に、市道B80号線のザ・シロヤマテラス津山別邸前から山下児童公園手前までの区間の道路幅員についてでございますが、14メーターでございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(岡完治君)  日米共同訓練についての御質問にお答えいたします。 このたびの日本原演習場を使用しました日米共同訓練では、期間を今月2日から4日までの3日間の予定としまして、2日と4日は滋賀県饗庭野演習場との移動日に充てられました。実質の訓練は12月3日、昨日の1日でございまして、朝8時から夕方5時まで、演習場中地区で小銃の射撃訓練が行われました。 訓練期間中は、防衛局並びに自衛隊により演習場周辺の巡回警備が行われておりまして、トラブルもなく終了いたしました。 なお、米軍につきましては、本日早朝に日本原演習場を撤収したという報告を受けております。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  それぞれ御答弁をいただきました。 まず、機構改革についてお尋ねをいたしますが、津山市の人口は、残念なことに推計上は将来的に減っていく見通しを第5次総合計画でもうたっているとお聞きしました。 さて、将来にわたり持続可能な行政基盤の確立を図るため、現状の本市の行政組織を総合的かつ抜本的に見直したとされています。市長自身も述べておられますが、市長の任期は残り2年です。この残り任期の年月と、機構改革の目的として言われております将来にわたり持続可能な行政基盤の確立を図るということとの関連性がわかりません。持続可能とは何年先までのことになるのでしょうか。市長の残り任期2年とどんな関係があるのか、明確にお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  私の残任期にかかわることなく、今後本市におきまして、財政状況に裏打ちされた行政運営の基盤を確立をするということは、社会経済事情などの変動に的確に対応して、そして行政運営を継続していく上で欠かせない条件となりますので、そうした視点も踏まえ、今般組織機構の見直しを行うこととしたものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  市長の残り任期2年との任期にはかかわらず、行政運営の基盤を確立をすると、そして社会経済事情などの変動に的確に対応して、行政運営を継続していく上で欠かせないということですが、一応理解はいたします。 しかし、人口減に対応できる持続可能なという言葉は、10年以上たっても変更はないという感覚のときに言うべき言葉ではないでしょうか。答弁は理解ができない、無理があるというように指摘をしておきます。 言うまでもなく、市民の暮らしを守る各施策、まちづくりなどは、一定の展望が必要だと思いますし、いわゆる10カ年総合計画が策定されたりしていきますが、財政でいえば一年一年が決算です。そして、首長は4年、これが原則です。余りにも未来、未来と格好のよい言葉を使って御自分を英雄視したり、飾るものではないのではないかと申し上げておきたいと思います。 この視点から見ますと、別の目的がある、すなわち自分の思うような行政の仕組みをつくろうとするたくらみがあるようにも思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  今般の機構改革におきましては、第5次総合計画中期実施計画を確実かつ効果的に実行していくための視点と、市政の執行体制の変動にかかわらず、将来の行政運営のために避けて通れない改革の視点に基づいて行っているものであります。私の個人的な思惑で行政の仕組みをつくろうとしている、そういう批判は当たらないというふうに考えます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。
    ◆20番(美見みち子君)  市長が私が質問している意味が理解できないというふうにも思いますが、それはさておきまして、維持可能な行政の経営基盤の確立を図るという方向が、私が間違っていると言っているのではなくて、4年間の任期しかない市長という役職において言える言葉でしょうかというふうに言っているんです。言葉だけきれいに飾って、見ばえのする言葉を並べたということは何を意味しますかと聞いているわけです。2期目に市長として仕事をされたとしても、8年です。8年後の人口は何人ですというふうに、大げさに未来へ持続可能とか言われる筋合いはないのではないかと申し上げているので、これについての見解があればお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  今般の機構改革の目的や理由につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。御指摘の趣旨につきましては真摯に受けとめまして、今後の市政運営に当たってまいりたいというふうに考えます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  市長の思いは、将来の行政運営のために避けて通れない改革の視点に基づいて行っているということです。また、役職との関係では、指摘の趣旨については真摯に受けとめて、今後の市政運営に当たっていきたいということですので、ぜひそのようにお願いをしておきたいと思います。 次に、具体的な機構改革の内容についてお尋ねいたしますが、まず財政部と総合企画部、総務部を統廃合して財政部をなくす、財政部の中の税務課を税務部とする等の機構改革についてお尋ねいたします。 なぜ財政部をなくして総合企画部と統合してしまうのでしょうか、わかりやすくお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  総合的なまちづくりの企画、調整などに関する事務を所管をしております総合企画部に、予算編成に関する事務を所管させることで、より迅速で実効性を重視した政策の推進体制を整備するためであります。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  総合企画部に予算編成に関する事務を所管させる、そしてより迅速で実効性を重視した政策の推進体制を整備するためという御答弁ですが、私は行政においても二重、三重のチェック機能が必要であると思いますし、総合企画で練ったものを、今の現体制では財政部でもさらに練っていくということになると思います。この機構に私は何の障害もないと思います。 市民からの税金など貴重な本当に市の財政を市民のために有効に使う、そのためにも、もちろんスピードは確かに求められるとは思いますが、より慎重に実施へ向けてのアプローチが必要なのではないでしょうか。この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  権限を分散させることによりまして、均衡と抑制が働くことにはなると思いますけれども、そうした体制が場合によりましては迅速な意思決定を阻害することもあると考えます。今回の機構改革においては、より迅速で実効性を重視した政策の推進体制の整備を図ったものであります。 また、政策推進に当たりましては、御指摘のように多角的な視点から慎重な精査も行ってまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  権限の分散が迅速な意思決定を阻害することもあると考え、迅速で実効性云々と同じ答弁をされておりますが、何度聞いても私はどうも納得できないと申し上げておきます。 次にもう一つ、産業経済部産業文化部として、歴史まちづくり、文化課等を統合するという改革についてですけど、やはりこれもこれまでの論議を聞いておりましても、その意味や目的がどこにあるのか、また整合性があるとはとても思えない感じがします。この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  文化及び文化財の保護に関する事務並びに歴史的風致や町並み環境整備に関する事務を、新たな産業文化部へ移管することによりまして、本市の歴史や文化を積極的に活用した観光施策やまちづくりを一層効果的に推進することができると考えております。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  産業文化部への移行の意味、目的は、津山市の歴史や文化を積極的に活用した観光施策やまちづくりを一層効果的に推進するということを言われましたが、わからないではありませんが、私は現体制でも積極的な活用はできるのではないかと思います。 しかも、全体として、これまでの機構改革についての同僚議員の質問や私の答弁も聞かせていただきましても、より迅速性、より実効性というふうな言葉をたびたび使われておりますが、それでは現体制のどこが迅速性や実効性に劣っていて、新体制にするとよりそれらがどのようにアップするのか、こういったことがよくわかりません。納得のいかない機構改革だと指摘をしておきたいと思います。 次に、市道B80号線道路改良、歩道整備問題の再質問に移らせていただきます。 それぞれ御答弁をいただきました。そして、旧市役所前道路が15メートルから9メートル道路で、ザ・シロヤマテラス津山別邸前が14メートルで、児童公園前が、9月議会が始まるころまでは幅員が11メートルでしたが、私の9月議会の一般質問、9月11日に質問させていただきましたが、それの答えでは両側歩道で14メートル、そして9月末までは確かに2車線両側歩道で14メートルだったと考えられます。 しかし、10月1日の決算質問からは、突然、2車線両側歩道というのは変わりませんが、17メートルの幅員となり、バス停までつくるということが言われました。これでは津山の東西を結ぶ回遊性とか一般的な一本の道、道路という意味合いから見て、多少いびつな道路幅員、歩道のあり方になるのではないでしょうか。 しかも、市道B80号線は、ザ・シロヤマテラス津山別邸を過ぎ、児童公園のところから極端に北に折れ曲がる道路になりますから、一本の道という意味で、道路整備、維持管理の専門家である市の技術職員から見て、そんな回遊性のある道路があると思われての計画でしょうか、お聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  市道1001号線の整備につきましては、登壇での御質問にお答えしたとおり、現状の道路敷地内で再整備を行ったものでございます。また、市道B80号線では、道路整備に伴う建物補償を少なくするため、山下児童公園入り口付近から道路の線形を徐々に北側へ寄せているものでございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  問題はないということのようですが、どうもすっきりしません。道路というのは、多少のカーブがあったり、特別の理由により直角交差点であったりはすると思いますが、いわゆる蛇が卵を飲んだような道路だったり、自動車学校のS字クランクというようなそれに似た道路を、この令和の時代になっても計画するというのは、私はあり得ないんじゃないかと思います。市道B80号線はなぜ児童公園のところで蛇が卵を飲んだような異常と思える膨らみを持たす必要があるのか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  片側歩道や交差点での右左折などの諸課題に対応する計画を検討したためでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  市道B80号線に関係して、設計図面が2つあります。皆さんの机にもお配りしてあると思いますから、それをごらんいただけたらと思いますが、当初計画とされたものと変更計画案というものですが、当初計画図面は平成29年9月29日発注で、図面の表示によりますと30年2月に作成となっていますが、日にちが書かれておりません。前市長宮地さんのときに発注し、そして市長選挙で谷口さんが当選した時期に図面が完成していると思われますが、2月の何日に完成したのかお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  委託の完成日は平成30年3月16日ですが、業者からの提出書類に添付されていた図面の作成日は2月となっており、日付までは確認しておりません。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  おかしいと思います。日にちまで確認してないということで、そして3月16日というふうに御答弁をいただきました。おかしいということだけ、まず指摘をさせていただきます。 さて、当初計画図面を請け負った設計会社が、測量、作成中の平成29年10月10日に、すなわち宮地市長時代に地権者の方に挨拶かたがた土地の協力の依頼に行かれたということお聞きしていますが、そのときに2人の地権者の方は絶対に売らないと強くおっしゃっています。そのうちのお一人は、今後は私の敷地内に入るな、来てくれるな、こういうふうに強く言葉も言われています。不思議なことに、このときに議場に配付をしております図面が渡されていますが、一体何の図面でしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  道路整備に伴う測量や物件調査のための立ち入りのお願いに伺ったときに使用した説明用の図面でございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  この図面で幅員3.5メートル、片側歩道整備と記載してありますが、この時点で一体何のための歩道整備なんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  中心市街地の利便性や快適性の向上、交通安全対策に資するものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  この時点で、この後になるかもしれませんが、歩行者、自転車などの交通量調査は実施されたのでしょうか。実施されたのなら、いつの時点で実施されたのかもお聞かせください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  平成29年10月に実施をしております。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  交通量調査などは実施されたということです。 さて、平成30年2月27日には既に谷口市長が就任をされておりますが、この時点で当初計画という図面が存在していたということでしょうか、確認をさせていただきたいと思いますので、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  先ほども申し上げましたように、委託の完成日は平成30年3月16日であり、2月27日には引き渡しを受けておりませんでした。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  それでは、市長にお聞きをしますが、先ほど質問して答弁いただきました平成29年10月に地権者に説明用で配布した図面と当初計画という図面、これが宮地市長のときの道路拡幅計画ですが、現状、7.3メートルの道路幅員に用地買収予定地を入れて10.57メートルの計画、基準断面まで明記をしております。ここまでが宮地さんの時代で、これ以後は谷口市長になってから起こる事態と理解すればいいのでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  そのとおりでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  そのとおりとお答えいただきましたが、しかし先ほど都市建設部長からも答弁いただきました。3月16日に図面が完成したということですから、これはもう谷口市長になってのことということで、おかしな答弁になるのではないかと思います。 さらに市長にお聞きをいたしますが、議場にお配りした資料を見ていただくとよくわかると思いますが、市長に就任されて、平成30年度6月補正に630万円、平成30年度9月補正で590万円、総額1,220万円の予算をつけられております。これを山下児童公園の測量設計をアセス株式会社に委託をして334万円、市道B80号線の物件調査を株式会社エスティマさんに委託されて124万3,000円、市道B80号線の用地測量を株式会社アークコンサルタントに委託をされて約9万9,000円という執行をされ、残のうち約432万円を公有財産購入費へ流用、そして約119万8,000円を工事請負費へ流用、残りの約200万円は翌年度に繰り越しをする、こういう措置をされましたが、これは平成30年6月以後のことで、全て谷口市長になって行ったことに間違いはありませんね、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  間違いございません。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  平成30年度の補正予算が提案され、12月19日付で売買契約が結ばれて、12月28日に津山市二階町8-1番地がNさんから津山市に登記名義人がかわっております。これは法務局でとっておりますので、事実に間違いはありません。この時期というのは、当初計画という図面が生きていた時期ではないかと思いますが、これについてお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  売買契約締結時には、都市建設部において2車線両側歩道を計画しておりました。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  私は、まさしく生きていたと思います。当初計画図面では片側歩道、現在のザ・シロヤマテラス津山別邸前付近と同様に10.5メートルの道路幅員です。津山中央記念病院に向かって、すなわち西に向かってほぼ真っすぐの片側歩道の幅員道路です。したがって、津山市に名義が変更された土地は、その時点では奥行き、南北になりますが、2メートルか3メートル程度を買収すれば済むと思います。そうするのがごく普通のことだと思いますが、どうお考えでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  片側歩道や交差点での右左折などの課題に対応するため、2車線両側歩道などの計画に見直し、用地買収を行ったものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  どう考えても、私はおかしいと思います。 そして次に、変更計画案と呼ばれる図面ですが、令和元年、つまりことしの6月10日に契約をされているとお聞きしています。とても前市長のできることではありません。明らかに谷口市長でないとできない時期だと思います。そして、請負額が約518万円です。この変更図面は令和元年6月に発注されたと聞いておりますが、その図面の完成はいつですか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  令和2年3月中旬の予定でございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  令和元年、ことしの6月10日契約、発注され、令和2年3月、来年3月中旬の完成という御答弁ですが、案ということなのでそういう答弁となったのかと思いますが、しかし実際に図面は皆さんのお手元にあるように配られているわけです。建設水道委員会でも示されているわけです。ですから、これもおかしな答弁だというふうに思います。 そして、10月に行われた建設水道委員会における決算の論議を私も傍聴しました。現在言われています市道B80号線は、道路拡幅予定では道路幅員が17メートルで、これは交差点だというふうに言われるのかもしれませんが、バス停もつくるということのようですけれど、バス停という構想は昨年の9月補正予算の提案のときには決められていましたか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  昨年9月の補正予算提案時にはバス停は考えておらず、右折車線を計画しておりました。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  バス停は考えていないということですが、このバス停については、突然9月の決算のときに、10月1日です、私が決算質問をしたときに、金田議員の質問にバス停を設置をするということが出てきました。この12月議会の質問を準備する中でいろいろ説明をお聞きしますと、突然交番前のバス停を西に動かすという意味のことを言われ出しました。その理由を明確に答えていただきたいと思います。 市道B80号線の17メートルというその17メートルも、10月1日の私の決算質問で、初めてその17メートルという言葉も言われました。このことは9月議会で既に終了しておりますし、動かすことができないと思います。議会だよりにも9月の質問、私の質問が掲載されて、14メートルで両側歩道、2車線ということが掲載をされています。 ここでは、国会の答弁じゃありませんが、偽証罪になるという可能性もあるんではないかと思いますが、その点も指摘をさせていただきますので、この点についての答弁をもう一回お願いいたします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  昨年の9月の補正予算提案時には、右折車線を計画しておりましたが、バス停の必要性を考え、今年度になって改めて検討したものでございます。 なお、道路幅員につきましては、通常交差点など特殊な部分ではなく、その道路の標準的な区間の幅員を申し上げておりますが、B80号線につきましては14メーターでございます。17メーターという幅員につきましては、交差点部を御指定されてのお尋ねにお答えをしたものでございます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  予算を提案する前に、バス停を含めた道路幅を協議したのはいつの時点で、どんな会議で、誰々が参加して決めたのか。この時点ではまだ、昨年の9月のときにはバス停のことは計画をされてないということですが、私の、10月1日の時点に戻りますが、決算質問のときに、17メートルでバス停が出てきたということですが、そのときまでにバス停ということを答弁される以上には、それまでに協議がなされたのではないかというふうに思いますが、この点についてお尋ねをいたします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  昨年9月の補正予算提案時には、バス停を含めた道路計画の見直しについての協議は行えておりませんでした。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  バス停の協議も行わずに、それでは10月1日に私の質問より前に金田議員の質問にバス停というふうに答えたのはおかしいと思うんですね。 それでは、都市建設部長にお尋ねをいたしますが、一番の関係部署であります産業経済部長にこのバス停のことを、私の質問が9月11日、一般質問、そのときには14メートルというふうに答えられておりますし、10月1日には17メートル、バス停ということが出てきておりますから、その間に産業経済部長にそのことを協議をされましたか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  産業経済部との協議は行えておりませんでした。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  おかしいことだと思うんですね。協議をしなければ答弁できないことではないかもしれませんが、一番の関係する部局ですよね。その部長に相談もなしに、そしてバス停の、平成30年9月の補正予算では全く予定もしてなかったこと、それを1年たって9月の議会ではそのこともかけずに、突然バス停のことが出るというのは、どうもわかりません。 それで、もしバス停を、協議しなかったということで、それ以上お尋ねしても同じことだと思いますので、再度都市建設部長にお聞きしますが、バス停となると道路交通法との関係もあり、警察当局との事前協議も必要になってくると思います。そして、予算化される前に、設計を委託する前に、事前仕様書とでもいうんでしょうか、そういうものを作成するのではないかと思います。ですから、当然バス停という提起する前に、十分な協議がされたというふうに思うんですが、そのように思えばよろしいんでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  沿道の状況や技術基準により計画をしており、関係機関との協議は行えておりませんでした。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  協議をしてないということですが、どうもこの点がすっきりしません。 産業経済部長にお聞きしたいと思うんですが、産業経済部長、私の思いでは、先ほども繰り返しておりますように、9月11日の時点では14メートルという道路幅員です。バス停はなかったと理解します。そして、10月1日に金田質問でバス停というふうに、その間に部長に相談があってしかるべきと思いますが、相談がありましたでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(玉置晃隆君)  今美見議員がおっしゃられたとおり、その期間中に都市建設部長のほうから私のほうにバス停についてのいろいろ問い合わせ、協議はございました。 今の御質問は、10月1日より前ということですか。  〔20番美見みち子君「前です」と呼ぶ〕 ◎産業経済部長(玉置晃隆君)  では、先ほど都市建設部長が答弁したとおりですけど。ちょっと質問の理解がうまくいっていませんか。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  協議はなかったということで理解をいたしますが、それもまたおかしいことだと、そうであれば、つじつまは合いますけれども、相談もなしに決算質問の中で突然14メールが、17メートルは交差点の関係で理解をするといたしましても、バス停が動かすということにしても何にしても、言葉はどうであれ新設なわけです、そこにないものをつくるわけですから、そのときに協議もない、それから財政や総合企画部長にもしなかったんでしょう、しないということは、およそ考えられないことだと思います。その点だけ指摘をしておきます。 さて、これらの手続、準備がほどよく終了したとして、補正予算の提案となると思いますが、昨年の9月議会のことにまた戻りますが、補正予算の説明では、どちらかといいますと児童公園の整備事業が全面的に説明をされて、市道B80号線については、今話題になり論議されているような子細の提案理由は全く述べておられません。なぜ説明がないのか。議員が質問をしなかったからということもよく言われますけれども、議員の質問ではなくて、提案する当局として十分な提案理由、工事の内容などを図面も提示して説明するべきだと思いますが、なぜ説明しなかったのか、丁寧に答えてください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  丁寧な説明がなかったという御指摘につきましては、ことしの決算議会でも申し上げましたが、反省をしております。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  反省をしておりますということですが、ぜひ、議員から質問がないということでも、当局から、大切な重要なことであれば率先して説明をしていただくべきだと思います。 そこで、ここで市長に質問いたしますが、ここまでの質疑とか経過を踏まえてどのように判断されるかお聞きしたいと思います。市長もどちらかというと、議員の側から質問がないのだから、提案理由は子細がなくてもいいというふうにお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  できるだけ詳細に説明をすべきであったというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  それでは、都市建設部長にお聞きしますけれども、今までの質疑で明らかになったわけですけれども、あなた方が市道B80号線に関係して津山市二階町8-1番地の土地を、購入していないとか契約だけとかいろいろ言われますが、そういった説明は要りません。あなた方が法務局に届け出た書類では、平成30年12月19日の売買契約となっています。この時点では当初計画の図面しかないときだと思いますし、しかもバス停については、担当の産業経済部にも、また道路交通法に関係するバス停をつくるのに警察にも協議をしていない。さらに、企画や財政とも子細な協議もしていない、こういう時期です。なぜこの時期に、4人の地権者のうち1人だけの土地を買い上げたのでしょうか。しかも、全面積を購入するということをなぜ行ったのか、そのためにどうしても17メートルから18メートルの道路計画をつくるようになったというふうに私は思うわけです。全市民に理解できる言葉で説明をしてください。行政独特の意味の不明な答弁は要りませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  都市建設部で検討した計画に基づいて買収を行いました。1人だけの土地を買収した理由につきましては、本事業により御協力をいただくことが必要な4件の家屋の関係者のうち、1件の方から同意がいただけたからでございます。
    ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  それでは、市長に確認を含めてお聞きをいたします。二階町8-1の土地を全部購入したのは、宮地市長ではなくて、あなたが市長として就任されてから1年少々経過して購入されたということですが、このことは認められますか。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  そのとおりでございます。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  売買していないとか、契約だけとかというふうに言われてまいりましたけど、法務局まで、だましてという言い方はよくないかと思いますが、それでもだましたことになると思います。土地の名義を津山市にするというのはどうしてですか。だとすれば、法務局をだまして、特定の人の土地を津山市の名義にする必要があったという理由を明らかにしてください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  地権者のお一人と平成30年12月19日に土地の売買に関する契約を締結し、その後、法務局へ登記の申請を行い、12月28日付で所有権移転の登記が完了したものであります。 なお、公共用地の取得に係る事務手続に関しましては、通常の事務の流れといたしまして、契約後、速やかに登記申請を行っており、このたびも同様の事務を行ったもので、特段、登記手続を早めたものではございません。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  私は、登記手続を早めたとかとかは一つも言っていません。私が言いたいのは、Nさんの土地を全面的に買い上げたのは、契約だけだとか、それからNさんには払ったのではなくて、建物で営業する人への補償だとか、そういうことで一部のお金を出したとかいろいろ言われますけれども、言いたいのは、法務局の登記で明らかなのは、平成30年12月19日に売買契約を結んでるんです。それが登記を津山市にする原因として、登記簿謄本に明記されているんです。それを私は指摘をしているんです。 そして、この12月19日には、道路拡幅計画図面は片側歩道で、道幅は約11メートルで、ザ・シロヤマテラス津山別邸からほぼ真っすぐの道の図面だというふうに指摘をしているんです。あなた方が言う17メートルでバス停をつくる図面は、ことし令和元年6月に発注され、もう手元にありますが、あなた方が言うのは令和2年3月に完成される図面ということなんです。なぜ11メートル幅の道路しか存在していない時期に、17メートルから18メートルの道路幅の道路をつくらないといけなくなる土地を購入したのかということで聞いているんで、明確にお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  両側歩道と2車線の車道を確保し、右折車線を設置する計画に基づいて買収を行いました。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  おかしいと思います。市長が何かの理由により、津山市二階町8-1の土地を全面的に購入して、その土地を道路とかバス停にするとか利用する計画をつくるように指示を出されたんですか、明確にしてください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  片側歩道、交差点での右左折などの諸課題に対応するため、両側歩道と2車線の車道を確保し、右折車線を設置する計画に基づいて買収を行いました。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  全くおかしい話だと思うんですね。一体誰が奥行き11メートル程度ある8-1の土地を全て買い取るということを決めたんでしょうか。この点をちょっと明確にしてください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  検討した計画に基づき、平成30年12月19日に売買契約を結んだものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  美見議員に申し上げます。時間が来ておりますので、終結に御協力お願いいたします。 20番、美見議員。 ◆20番(美見みち子君)  誰か決めたことにははっきりしていると思うんで、その人物を特定して答えてくださいと言うんですが、お答えできません。答弁を聞いても、とても理解もできませんし、納得もできませんし、全くつじつまの合わない答弁となっています。しかも、途中でも指摘をしましたが、答弁が私は虚偽罪の疑いまであると思っています。 そして、今後も市道B80号線拡幅工事における17メートルの必要論については、私たちも本当に必要ですかと問いかけていきたいと思いますので、その点を申し上げて、時間が来ましたので、私の12月質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡安謙典君)  以上で20番、美見みち子議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 2番、高橋寿治議員、登壇。 ◆2番(高橋寿治君) 〔登壇〕 皆様おはようございます。2番、高橋寿治でございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。 4月の初当選以来、2回の定例会を経験し、先月、今月と会派、委員会の視察研修に行かせていただき、知識、知見の少なさに驚き、勉強不足を痛感しております。詳しくは報告書に書きましたが、会派で行った長野県4市では地域自治活動が盛んで、公民館、自治活動にお金を出すことは当たり前とし、住民自治が確立されていました。10番議員が常々おっしゃっている地域自治、公民館活動の重要性を痛感し、思いを新たにしたところでございます。 さて、学校教育についてですが、10月18日の新聞記事が、文部科学省の2018年度問題行動・不登校調査によると、全国の国公立・市立小・中学校と高校のいじめは54万3,933件と過去最多で、暴力行為も7万2,940件とこちらも過去最多と報じていました。 岡山県の児童・生徒の問題行動などに関する調査によると、津山市の小学校のいじめは、平成28年度が46件、29年度が61件、30年度が119件と増加、中学校、中等教育学校のいじめは、平成28年度が27件、29年度が26件、30年度55件と、こちらも横ばいから増加になっています。暴力行為に関しては、小学校で平成28年度が6件、29年度が1件、30年度が8件と少ない数でほぼ横ばい、中学校、中等教育学校では、平成28年度が15件、29年度が25件、30年度が15件と、こちらも少ない数で横ばいとなっています。 この数字と同様に、保護観察処分を受けている少年事案は、津山市内で15件、このうち暴力事案は3件と非常に少なく、保護司の立場としても安堵している現状です。 しかし、暴力行為は横ばいにもかかわらず、いじめ件数が増加している要因は何なのか、暴力行為といじめの関係性はないのか、お答えください。 次に、不登校に関してですが、文部科学省の問題行動・不登校調査によると、平成30年度で全国で不登校の子供は小学校で4万4,841人、中学校が11万9,687人と過去最多となりました。その上、不登校には至ってないものの、不登校傾向にある中学生は33万人いるという調査結果もあります。 岡山県の調査によると、津山市では小学校で平成28年度が17人、29年度が21人、30年度が38人、中学校では、平成28年度が76人、29年度が78人、30年度が85人と、小学校、中学校とも増加しております。 不登校について、文部科学省は、連続または断続して30日以上欠席し、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因、背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況である(病気や経済的な理由によるものを除く)と定義しています。 このような不登校状態が継続し、十分な支援が受けられない期間が続くことは、学力の停滞、自己肯定感の低下や健康状態の悪化など、本人の学習や社会的自立を妨げるさまざまな問題につながることが考えられます。要因はさまざまであろうと思われますが、津山市における不登校の状況、要因、対処などについて教えてください。 次に、都市計画道路についてお伺いします。 市長は3月の施政方針の中で、拠点都市にふさわしい都市機能の整備において、拠点都市津山を再興していくためには、利便性の高い都市機能を拡充していくことが重要であると述べられています。 中心市街の環状道路を構成する都市計画道路である総社川崎線においては、山北工区、沼林田工区とも工事は進んでいるように見受けられます。用地買収率も9割を超えておると聞いております。現在の進捗の様子、残っている買収用地の件数と交渉状況などを教えてください。 次に、河辺高野山西線についてですが、南工区は3月21日に供用が開始され、国道53号線から津山中央病院へのアクセスが便利になっていることがわかります。しかしながら、北工区に関しては、図面も見た記憶があるのですが、いつの間にか立ち消え状態になっているように感じます。 北工区は、道路整備効果を地域全体に波及するため、また阿波、加茂、清泉地区から、鏡野方面、上・下横野地区から農道経由で、大篠、高倉方面からと、津山市北東部から津山中央病院へのスムーズで効率のよい接続を考えましても、市長が再三お話になっている北工区の早期事業化が望まれます。9月の補正予算で、北工区に関する交通量調査費用が追加されましたが、現在の進捗状況を教えてください。 以上で登壇での質問を終わり、答弁により質問席にて一問一答にて質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  総社川崎線に関する御質問にお答えをいたします。 総社川崎線山北工区、沼林田工区の進捗状況でございますが、いずれの工区につきましても、事業費ベースで進捗率8割、用地取得率9割となっております。なお、同意をいただけていない方は、いずれの工区も2名でありますが、交渉状況につきましては、地権者の方への配慮もございますので、御理解をお願いいたします。 今後も未買収地の方々に対しまして、個別の事情をしっかりと伺いながら、できるだけ早期に御協力が得られるよう、引き続き誠心誠意、粘り強く交渉してまいりたいと思っております。 次に、河辺高野山西線の状況についてでございます。 都市計画道路は、都市の将来像を踏まえ計画される道路であり、計画段階では事業主体や事業手法などは決まっておりません。お話にあった河辺高野山西線の南工区につきましては、県と市が協議を行った上で、県道上横野兼田線のバイパスと位置づけ、県において整備が行われたものでございます。 北工区につきましても、南工区同様に県による整備を要望しておりますが、県からは、まずはまちづくりの主体である市において、南工区供用後の交通の状況を踏まえ、将来道路網のあり方や整備の必要性などの整理がなされた上で、今後の対応について検討を行いたいという回答をいただいております。 このため、現在県と連携を図りながら、交通量調査を実施しているところであり、今後は交通量調査の結果などを踏まえ、しっかりと課題の整理などを行った上で、県と協議を行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  本市において、いじめの件数が増加している要因についてのお尋ねですが、平成27年8月の文部科学省通知により、いじめの認知に関して積極的に認知し、適切に対応することが明示されました。こうした姿勢が学校に浸透し、ささいなトラブルにも注目して早期発見に努めるようになり、全国的に認知件数が増加したと考えられます。本市においても同様の傾向であると推察いたします。 中でも小学校では、けんかやふざけ合いに見える行為であっても、背景にいじめがあったり、いじめに発展したりするものもあるため、認知件数が大幅に増加しております。 平成30年度児童・生徒の問題行動等の調査では、認知されたいじめの状況を分類しておりますが、本市では冷やかしやからかいが小学校72件、中学校33件と最も多く、暴力行為に該当するような「ひどくぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりする」は、小学校9件、中学校ゼロ件と少ない状況であります。したがいまして、暴力行為といじめの関係性は薄いものと推察されます。 次に、本市における不登校の状況、要因、対処についてでありますが、平成30年度児童・生徒の問題行動等の調査結果によりますと、本市の不登校児童・生徒数は、小学校38名、中学校85名で、不登校出現率は小学校0.69%、中学校3.07%となり、全国や県を下回ってはおりますが、経年変化では増加傾向にあります。教育委員会といたしましても、大きな課題であると認識しているところであります。 要因として、集団生活に適応しにくい児童・生徒の増加や、不安定な家庭生活状況、登校に対する保護者の考え方の多様化などさまざま考えられますが、スマートフォン等の長時間利用による生活リズムの乱れも、不登校増加に影響しているのではないかと推察しております。 対処については、登校支援員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどの配置に加え、保護者や地域社会も巻き込んだ生活習慣の改善や自己肯定感を高める取り組みなどを推進しております。今後、こうした取り組みを一層充実させてまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  それぞれにお答えありがとうございました。質問からの順序が逆になりますが、まずは道路関係より再質問させていただきます。 最初に、総社川崎線ですが、お答えいただいたとおり、事業費ベース、用地取得率ともにあとわずかというところまで事業が進んでいる様子がわかりました。山北工区、沼林田工区とも2名ずつの用地買収が残っているとのことですが、それぞれに理由をお持ちのことと思います。釈迦に説法でしょうが、都市機能整備の重要性と総社川崎線の必要性を丁寧に誠心誠意説明し、御理解いただけるよう、くれぐれも拙速は避け、さらなる努力を続けていかれることをお願いするところでございます。 次に、河辺高野山西線北工区についてですが、お答えいただきましたように、南工区同様、県による整備を要望することが必要不可欠と考えます。 現在交通量調査を実施中とお聞きしますが、県道上横野兼田線内には津山東中学校、高野小学校と、ともにマンモス校の通学路が含まれています。高野小学校の通学路の中には、県道交差点で年に数件の交通事故が起こっているところもあります。このあたりも御承知のこととは思いますが、交通量調査に含まれているでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  現在実施をしております交通量調査につきましては、県道上横野兼田線を中心に幅広く実施をしており、議員御指摘の交差点につきましても、調査箇所の一つに含めて実施をしているところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  御答弁ありがとうございました。河辺高野山西線は、地域交通の利便性のみならず、安全面からも北工区の整備は必要性があると思われますが、今後北工区整備のために必要なことの中で、現状で地域としてできることはあるのでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  地域の方の御協力、御理解に加えまして、御支援が事業実施には必要不可欠と考えておりますが、まずは県との協議を重ね、早急に課題の整理等を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  まずは県との協議をさらに重ね、要望が実現に向けて動き出すことを期待します。 道路関係最後の質問に、市長にお尋ねいたします。 河辺高野山西線北工区の整備について、必要性をどのように認識しておられるのでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 高橋議員の再質問にお答えをさせていただきます。 都市計画道路河辺高野山西線は、本市東部地域の連携強化に資するとともに、広域的な道路ネットワークの一部を構成する幹線道路であります。第3次救急医療施設の津山中央病院への重要なアクセス道路でもあることから、早期整備が必要な路線であるという認識をしております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  ありがとうございました。力強いお言葉をいただきました。河辺高野山西線の名前が示すとおり、河辺から高野山西につながってこその道路であります。北工区が完成をすれば、市長がおっしゃっていただいたように、津山市東部の連携強化はもちろんのこと、津山中央病院へのアクセスの利便性は大きなものがあります。 新たに道路をつくるということは、地権者の方を初め関係機関の方々の大変な御苦労があってこそであります。市長を初め都市建設部の皆様には、今後も計画並びに県との折衝をよろしくお願いいたします。 次に、学校教育についての再質問をさせていただきます。 いじめを積極的に認知し、適切に対応することという文部科学省通知は、遊びの中の一つ、ふざけているのだろうという親や教師が見逃していたものを拾い上げることにつながっていることと思うとともに、この通知により認知件数が増加したということはうなずけるところでございます。 そこで、認知件数の増加より問題をいかに解決していくかが重要になってきます。津山市の平成30年度のいじめの解消率は、小学校が72.3%、中学校が81.8%と高い数値ではありますが、完全に解消とはいっていません。さまざまな要因がある中、一朝一夕に解決するわけもなく、現場では相当の御努力を継続して行っているであろうことは、想像にかたくありません。 要因の中に、SNSに関しての御回答がありませんでしたが、津山市においてその問題はないのでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  認知されたいじめの状況の分類にある「パソコンや携帯電話で、誹謗中傷や嫌なことをされる」については、小学校3件、中学校7件で、現時点ではいじめの件数増加の要因にSNSが直接影響している傾向は見えておりません。 また、個別の内容を見てみますと、いずれもチャットやSNS上で悪口を言われたり、勝手に個人的なことを書かれたりしたというもので、深刻な事態とはなっておりません。 しかしながら、今後のSNSによるいじめ等のトラブルの増加に危機感を持っており、教育委員会といたしましても、ネット犯罪等の防止教育や保護者への啓発を学校に強く働きかけてまいりたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  お答えありがとうございました。津山市では現状、深刻な事案に至ってないとのことですが、全国的には大きな問題となっております。中高生の自殺者の中には、SNS上でのやりとりが原因ではないかと疑われるものがあり、さらには先日、大阪市の小学生がSNSを通じて知り合った男に誘拐されるという事件まで起こっています。使い方を間違えると、とんでもないことに発展するということがわかります。 お答えのように、子供たちだけでなく、保護者も一緒に受けられるネットトラブル等に対する研修会の開催が望まれます。SNSに関しては、さらなる質問はいたしませんが、子供たちをあらゆるネットトラブルから守るため、どうか早急な対処をお願いいたします。 次に、いじめが解消に至っていないのが、小学校の27%、中学校の18%の要因並びに現状の対応をお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  平成29年3月に国のいじめ防止等のための基本的な方針が改定され、いじめが安易に解消とされないよう、定義が詳細に規定されました。いじめの解消の状態とは、いじめの防止がやんでいる状態が少なくとも3カ月継続している、被害者が心身の苦痛を感じていないことが確認できるの2つを満たしている必要があり、12月以降認知されたいじめは年度内に解消とはなりません。本市の未解消の多くは、これに該当いたします。 また、ささいなからかいでもいじめが再発する可能性があることを踏まえ、からかいを受けやすい児童・生徒については、いじめを解消とせず、学校が注意深く見守りを続けているケースもあります。こうしたケースについては、複数の教職員で日常的に見守りを続け、定期的に面談や家庭訪問を行って、心身の苦痛がないか確認を続けております。 また、卒業生については、中学校や高等学校にいじめの状況を引き継ぎ、見守りを要請するなどの対応をとっております。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  ありがとうございます。いじめの解消については、非常に丁寧で長期にわたっての見守りが行われることにより、いじめが解消できてないということがよくわかりました。 いじめを受けている子供の心情は、本人にしかわからないものですので、慎重なケアをさらに進めていただきますよう切に願います。 暴力行為については非常に少なくなっており、いじめとの関係性は薄いとのお答えに安堵いたします。しかしながら、小学校の9件に関しては、学年が上がることによりさらに変化する可能性もあると思われます。この数字は、いじめの解消の残りの中に入っているものと思われますが、この9件の内容、対処について教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  該当9件の内容を見てみますと、小学校3年生が3件、4年生が3件、5年生2件、6年生1件となっており、故意にぶつかるや遊び半分でたたく、蹴るが約半数を占め、残りは言い争いから暴力的な行為に及んだなど突発的なものでありました。 学校は、いずれも児童の感じる被害性に着目して対処しており、心身の苦痛や不安が解消するよう、丁寧に事実確認し、加害児童及び保護者への指導並びに助言を行って、こうした事案が継続することのないよう、いじめが解消するまで見守りなどの支援を続けているところであります。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  お答えありがとうございました。大事に至ってないというお答えに安心をいたしました。しかし、お答えにもありました小学生の突発的な行動は間々あることですが、そこから発展していかないよう、保護者とともにしっかり見守っていくことが必要に思われます。 暴力行為は減少しておりますが、残念なことに本年9月、市内中学校において対教師暴行による逮捕者が出るという事案がありました。生徒集会を開催、事実説明が行われ、臨時保護者会開催で事実概要、対応等の説明が行われましたが、その場において一部保護者から警察介入について異論が出されたようですが、暴行は犯罪であり、教師は犯罪に対する能力を持たないことから、今後も毅然とした態度で臨んでほしいと考えますが、この件に関してもお考えを教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  まずは、市内中学校において暴力事案が発生し、生徒が逮捕される事態に至ったことはまことに残念であり、御心配をおかけした市民の皆様におわびを申し上げます。 暴力行為は、社会の中でいかなる場合であっても許されるものではなく、学校においても同様であると考えております。まずは暴力の未然防止に向けて、平素から規範意識の醸成や児童・生徒の心に寄り添った教育を推進してまいります。 しかしながら、万が一、暴力行為が発生した場合には、状況にもよりますが、警察等の関係機関とも連携し、社会で許されないことは学校でも許されないとの方針のもと、毅然とした対応をとってまいりたいと存じます。 今回の事案においても、関係する生徒や保護者の心情に十分配慮しながら、将来のある生徒の今後を見据え、丁寧なかかわりを続けていくよう学校に指導、助言しているところであります。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  ありがとうございました。お答えにもありましたが、暴力行為はいかなる理由があったとしても許される行為ではないということを、加害生徒はもちろんのこと、保護者にもしっかり理解させることが必要だと考えます。 しかし、暴力行為に至った背景をしっかり調査し、どこに問題の核心があるのかを解明し、説明することが、他の生徒が同じような行為に至らないことにつながると思います。数だけの問題ではなく、その内容にしっかり対処していくということが重要と考えます。今後とも丁寧な指導、徹底をお願いいたします。 不登校について、児童・生徒の数がふえていることについては、非常に憂慮するところではあります。昨日も1番議員さんから質問がありました、昨今社会問題化しているひきこもりにもつながりかねないことと考えます。 学校現場での登校支援員さんの御努力、頭が下がる思いで拝見しています。しかしながら、各校1名ないし2名の配置であろうと思われ、全ての不登校ぎみの子供に対しての登校支援をしていくことは難しいのが現状だろうと推察します。しかし、毎日の登校刺激により、1人でも2人でも学校に来られるようになることは、大きな前進であることは間違いありません。 要因に上げられた集団生活に適応しにくい児童・生徒に対しては、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーと特別支援学級等の支援により、解決へ向けて進んでいくことが期待できると思われます。 スマートフォン等の長時間利用による生活リズムの乱れに関しては、学校だけでは解決できない問題だと思われますが、どのような対処を行っておられますか、教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  昨年度は児童生徒交流会を開催し、保護者や地域の皆様も参加して、子供たちのスマートフォンの長時間利用の実態を認識していただきました。この交流会では、大人の見守る中で、小・中学生がスマートフォンの使用ルールについて積極的に話し合いを行いました。 また、今年度は学校教育シンポジウムを開催し、生徒、教職員、PTAや育成団体などの関係者で、スマートフォンの利用状況やその問題に関する意見交流の場を持ちました。 現在、市内中学校では、小学校と連携したり、PTAが主体となってスマートフォンの正しい使い方について啓発する動きも見られております。 今後も学校や保護者、地域社会が一体となって、児童・生徒を取り巻く環境やスマートフォン等の問題について本音で語り合い、解決策を考えていくことが大切であると考えております。こうした取り組みを一層推進してまいりたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  お答えありがとうございました。さきにも述べさせていただきましたSNSを含めスマートフォンの使用については、子供だけの問題ではなく、大人も同様に考えていかなければならないときが来ています。昨年5月には、生活に支障が出るほどゲームに熱中する依存症を、WHO世界保健機関がゲーム障害という病気として認定し、国内でもゲームへの依存に関する全国規模の調査が行われるなど、社会全体で取り組む課題となっています。 私も学校教育シンポジウムに参加させていただき、生徒、教職員、PTA、育成団体の方々と意見交換をさせていただき、大変貴重な体験をさせていただきました。 香川県議会では、子供たちがインターネットやゲームにのめり込み依存症になることを防ぐ条例制定に向けて、議論しているという記事を目にしました。津山市議会においても真剣に取り組む必要性を感じているところであります。 次に、お答えの中にありました不安定な家庭生活状況、登校に対する保護者の考え方の多様化が不登校に影響しているとのことですが、もう少し詳しく内容の説明をお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  不登校の要因は複合的でありますが、小学校低学年から不登校になっている児童も見受けられることから、保護者の養育環境などに起因して学校に適応しにくい状況の子供たちや、学校への押し出しが弱く登校を渋っている子供たちのケースも見られます。 また、不登校の子供たちの支援を進めることを目的にした教育機会確保法が施行から3年目を迎えました。同法により、教育支援センターや民間のフリースクールなど学校にかわる施設へ通うことも認めるという社会情勢も影響して、学校へ必ずしも登校させなくてよいという価値観を持つ保護者も見受けられます。不登校児童・生徒の中には、こうした保護者の考え方が影響し、登校に向かえない子供たちも存在していると推察されます。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  ありがとうございました。私も、子供の学校への登校に対して、絶対の必要性を持っていないという価値観を持つ保護者がいるという話を何度か耳にしました。そうなると、学校ができることは限定的になると思われます。 教育支援センターやフリースクールに通うことで出席扱いにするという「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」がことし出されました。しかし、同世代の子供たちとともに同じ環境で学ぶことの優位性ははかり知れません。我が市には鶴山塾というすばらしい場所があります。しかし、できることであれば学校の中で楽しい時間を過ごさせてあげたいと思うのは、大人の勝手な考えでしょうか。 今まで質問してきましたそれぞれの問題は、やはり学校現場だけで解決することは不可能であろうと考えます。よくお題目のように「子供は地域の宝、地域で子供を育てる」を、今こそ実践に移さなければならないと考えます。 多くの市町では、学校の運営は学校で決め、目指す子供像を描くのも学校、学校は地域住民や保護者に対して依頼をし、支援を受けるという形が現状だろうと思われます。 先日、会派の視察研修で訪問した、津山市と市政提携と災害相互応援に関する協定を締結している飯田市では、昔から学校と地域の結びつきが強く、学校に協力したり支援したりすることは日常的に行われていたようですが、それをさらに進化させた考えのもと、学校の運営を学校だけで考えるのではなく、地域や保護者が積極的に学校の運営に参画していくことで、より心豊かな子供たちを育てようと、それぞれの学校で学校運営協議会を立ち上げ、学校、地域、保護者が同じテーブルに座り、目指す子供像や学校ですること、地域ですること、家庭ですることの目標を定めて、より多くの地域住民や保護者が学校と協働して子供たちを育んでいこうと考えられています。 ここで重要なことは、学校、地域、家庭ですることが独立していながら同等で、相互で承認し評価していくということを、公民館によるコーディネートで行っていることにあると思われます。そして、平成28年度より市内28の小・中学校全てでコミュニティ・スクールの活動を始められています。まだまだ始まったばかりで、参加人数は多くないと聞きますが、子供を地域で育てるという新たな一歩を踏み出されていると実感しました。 そこで、教育長にお尋ねします。我が市で同じようなことがいきなりはできないと考えますが、今後津山市で教育に関しての地域連携をいかに考えられているか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  議員御指摘のとおり、学校だけではさまざまな教育課題を解決していくことが困難な時代になっております。こうした教育課題の解決には、学校と地域が目標やビジョンを共有し、協働して取り組んでいくことが大切であると考えております。学校と地域がお互いに、地域の子供は地域で育てるとの意識と責任を持つためには、地域から学校に対する応援や協力、学校から地域への貢献など、地域と学校のかかわり合いをより密接なものにしていく必要があります。 このたびの機構改革は、迅速かつ実効性のある学校と地域の連携が可能となるものと考えており、今後、地域とともにある学校づくりの実現に向けて検討を進めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  お答えありがとうございました。子供たちを地域で見守り、地域で育てるという言葉だけではなく、実行に移し、学校と地域のさらなるかかわりが必要という共通認識であると思われます。地域と学校が同じ意識と共通の責任のもと、見守ることが重要だと考えます。しかし、言うはやすし、行うはかたしです。今後このこと行うためには、私たちが地域に帰り、しっかり話し合うことから始めなければならないと思います。私自身、大きな課題であると思い、検討をしてまいります。 市長は、昨年就任以来、多様な教育機会の充実を掲げられ、全ての子供たちに対し、みずからの進路を切り開く力や地域に貢献する力を育むべく、学びの環境を整え、生きる力の基盤となる基礎学力の定着と、思考力、活用力の向上を図るための事業環境などの改善が大きな課題と考えられ、取り組んでこられました。途中経過ではありますが、文部科学省が実施している全国学力・学習状況調査では、ことしは全国平均を上回る得点を挙げる学校も出てまいりました。 教育環境整備においても、学校ICT環境整備を前倒しして行われ、平成30年度には改修中の4校を除く全小・中学校にプロジェクター等整備を行われ、今年度で残る4校にも配備が完了され、ICTを活用した授業が行われています。17校の小・中学校には県費の教師業務アシスタントが配置され、未配置の学校には市費による教師業務アシスト員を配置し、教員が児童・生徒と向き合う時間を確保し、教育の質を向上させる努力を行っておられます。 しかし、課題はまだまだあると思われます。その解決に向けては、教育現場と足並みをそろえ、さらなる努力が必要と考えます。 そこで、市長にお尋ねいたします。お答えにもありましたこのたびの機構改革の大きな柱の一つとして、学校教育部と生涯学習部の2部制を、学校教育部の構成を主体とした教育委員会に再編されようとされています。その狙いと期待される成果を教えてください。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  学校教育部の構成を主体としました教育委員会に再編をいたしますのは、学校と家庭と地域がより実効ある連携を図って、そして子供たちの確かな学力や豊かな心、そして健やかな体をバランスよく育て、そして生きる力をより一層育むための学校教育に集中できる体制を整えるためでございます。 このことによりまして、学校と家庭とそして地域がきめ細かく連携をできまして、複雑化、多様化している教育問題に対して迅速に対応できるものというふうに考えております。 ○議長(岡安謙典君)  2番、高橋議員。 ◆2番(高橋寿治君)  ありがとうございました。機構改革により、本市の教育がさらに進んでいくことを期待します。 議員としては、「木を見て森を見ず」にならぬよう、大所高所から学校、地域、家庭の連携の下支えになるよう活動し、学校現場の教員の方には、持てる能力をさらにスキルアップして、さまざまな問題に対処できる幅広い力をつけていただきたいと思います。 そして、私たち市民は、地域での活動を活発にし、家庭も巻き込みながら、さきにも述べましたが、地域で子供を守り育てるを実践し、学校を含めた地域連携を強めなければならないと改めて感じているところでございます。 以上で私の12月議会の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡安謙典君)  以上で2番、高橋寿治議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 24番、西野修平議員、登壇。 ◆24番(西野修平君) 〔登壇〕 失礼いたします。24番、西野修平でございます。通告に従いまして質問をいたします。 まず1番に、機構改革について。 3つの部署にまたがる課が一つになります。生涯学習部文化課、建設部歴史まちづくり推進室が産業文化部になります。城東、城西のまちづくりと観光客誘致にかかわるものでございますが、観光客300万人誘致を掲げる当局としては、どのようなお考えでこのようになったのかお尋ねをいたしたいと思います。 2番目に、津山産ブランド化について。つやま和牛と津山うどんなるものについてお尋ねをいたします。 つやま和牛は、繁殖と肥育が一軒の農家で行われる単体の形式であると聞きます。私は、この方式は今の世に逆行しているものと、このように思います。きょう現在、和牛の飼育が盛んになって子牛の価格が倍増しております。ここで中国が日本の食肉の輸入を再開に向け準備をする中、ますます和牛が盛んになると思われます。繁殖と肥育を専門部に特化する必要があると思っております。 現在、繁殖は人工授精100%で、母牛の健康管理が第一でございます。もう一つは、体外受精をしたものを乳牛等に入れて、借り腹で和牛を産ませる方法でございます。そして、約6カ月から8カ月の保育でございます。もう一つは、共進会用の牛と、こういったものがございます。どちらにしましても個体の健康管理が第一で、飼料も粗飼料を中心で大変気を使います。 そして、肥育です。これは約30カ月以上肥やしたものを肉にして、サシ──脂ですね──の乗った順に5段階に分けたものをランクづけして価格を決めるものが普通でございますが、本質は脂の味をうまみの根源とされているので、味を決める飼料が最重要課題であると思います。これは、健康管理を第一とする繁殖とは正反対の理論になります。肥えると種つきが悪くなるからです。 そして、和牛農家が事業として成り立つ規模はどのくらいか、これにあわせて行政の支援はどのようにできるのか、お答えをいただきたいと思います。また、つやま和牛の定義も述べていただきたいと思います。 津山うどんのブランド化。 津山ホルモンうどんは、視察に行きましても日本全国で知れております。津山のブランドでございます。大変頑張っておられます。 そこで、私が再三申し上げております津山うどん、これのブランド化でございます。まず、津山のうどん店及びうどんを提供している店が幅広く参加できるものがよい。そして、地元の小麦粉の消費につながる工夫があるか、こういったことでございます。 私は、この質問を再三しておりますが、いまだに答えが出ておりません。私が前々回ぐらいに質問しているとき、児島商工会議所が児島うどんなるものを打ち出して、定着しつつあります。大変観光に役立っておるということでございます。当局のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 答弁によりまして、自席で再質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  生涯学習部の文化課と都市建設部の歴史まちづくり推進室を産業文化部へ移管する考え方についてお答えをさせていただきます。 本市が誇る歴史や文化などの地域資源を観光やまちづくりに積極的に活用できる体制を整えることで、町のにぎわいの創出や交流人口、すなわち観光客の増加につなげることができるというふうに考えたものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  農林部長。 ◎農林部長(福島康弘君)  つやま和牛のブランド化についてお答えいたします。 まず、和牛農家が事業として成り立つ規模ですが、各農家によって経営形態が異なっていることから、一概には言えませんが、岡山県の農業経営指導指標によれば、新規で肥育経営を始める場合であれば200頭以上、同様に繁殖経営であれば60頭程度の規模が必要になると考えております。 次に、本市の農家への支援につきましては、つやま和牛創出基金を設立し、繁殖農家が肥育に取り組む際に必要な経費を無利子で貸し付けております。また、肥育農家についても同基金を活用することができますので、高騰する子牛の購入経費に対する支援につながっております。 最後に、つやま和牛の定義についてですが、津山生まれ、津山育ちをコンセプトとしており、津山農協または勝英農協管内で生まれた黒毛和種を、津山産小麦のふすまを300キログラム以上給与して、月齢28カ月以上肥育した脂肪交雑3等級以上のものとしております。 次に、津山うどんについてでありますが、現在検討を進めております地域商社の構築に向けた取り組みにおきまして、地域商社が取り扱う主要品目の一つに小麦を上げ、今後の消費拡大を目指す考えであります。 この地域商社は、民間の知見やノウハウがしっかりと生かされる組織を想定しており、今後、専門的な視点による小麦製品のブランディングの中で、津山ならではのうどんやパンの商品化につながればと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  24番、西野議員。 ◆24番(西野修平君)  まず、産業文化部のことについてでございますが、文化の意義が大変かと、このように思います。私は、この30年間、日本伝統工芸展、そして日本美術院展岡山会場に毎年見学といいますか、それに参加しております。また、院展会場には茶席がございます。お茶といえば、茶祖と言われる栄西禅師を顕彰する栄西茶会が岡山後楽園であります。日本有数の規模でございますね。これも日本を代表する文化でございます。 ちょっと文化に入っていきますけど、栄西は臨済禅宗を日本に広めた人であり、作州も含めた昔は吉備の国の本丸である吉備津神社の神官の子供であったと。それがちょっとわけがありまして、足守の安養寺というところにお坊さんのところへ預けられたということが、栄西の始まりでございます。 その後、茶の湯が千利休により確立されました。この茶の湯は精神文化であるとともに、茶道具が日本の伝統工芸の最たるものであると思っております。いわゆる日本文化の集大成に近いものであると思います。茶道具は、木火土金水にちなんで、哲学でもある陰陽五行の精神を受け継いでおります。 現在、日本伝統工芸展へ出品される人、いわゆる全日本の作家は、この津山近辺では、特に津山では伝統木地師の小椋芳之さん、これがただ一人、入選をするぐらいの人は。 美術、絵画の部門では、明治以降、岡山県の最右翼と言われた作家赤松麟作氏が津山の出身でございますが、これも一度、私が議員になって間がないころ、遺族が作品を津山市に寄贈したいと言われましたが、収納庫がないためにお断りになったと。そして、これが県立美術館に寄贈されたといったような経緯がございます。 最近でも、やっぱりある古いおうちの人が絵画を津山市に寄贈したいと言いましたら、同じようなことで県立美術館に行ったというようなこと、寂しいことがございます。 きょう現在では、伝統建築物群のある城東、城西のことが市民の期待の的となっておりますし、お城山と衆楽公園が国指定となっており、津山の文化は大変膨大な文化論に進んでいきます。これを一堂に産業文化部に集約し、津山市の活性化を図ることは大変なことであり、また文化で物事が一つになり、見やすくなる、そういったこともあります。そしてまた、食の文化、先ほどの私の言いました津山うどんも、これも食の文化でございます。有形無形の文化が産業と一体になっております。 私は、ある意味で文化は産業である、逆に言えばこのように思っておりました。また私は、その中で文明と文化、またこういったものをしっかり見分ける必要があるんではないかなと思います。 そこで、さっき言いましたように茶わんは文化なんです。しかし、スマホのことが出ましたね、これは文明です。こういったことをしっかりさび分けをすることが大事であろうなというふうに思っております。こういったことをしっかりわきまえまして、観光や伝統産業の育成に努めていただきたい、このように思います。 また、このたび9月議会で話題になりました津山市ディレクターY氏という人がおられますが、この人の開催されたシンポジウムであります。私は興味がありまして参加させていただきましたが、内容としましては、津山が好きな民間の集団がいろいろな観点から津山市を応援してくださる、そういったことであり、大いに結構だなというふうに考えております。 中でも、建築家の出江寛氏、それからおもてなしコンシェルジュの松平洋史子氏、この2人は、その言葉を2日間聞いたんですが、見たりしまして、これは本物の人だというふうに思われます。また、城東や奈義にこの人たちはホテルや宿泊所をつくることも、実際に活動が始まっている、大いに参考にすべきであると、このように思っております。 以上のことを鑑み、伝統文化の構築、伝統工芸の育成、そして伝統文化よりおもてなしの心の場を広げる、こういったことが大切であります。これに対しまして当局のお考えを再度お聞かせいただきたい、このように思います。 それから、つやま和牛、繁殖60頭以上、肥育200頭以上、これは経営規模としては申し分がありませんが、牛が飼える場所に土地があるとして、牛舎、飼料倉庫、堆肥処理場等、施設にお金が大変かかります。そして、200頭の健康状態が見分けられる目、牛に対する目が必要であります。そういったものがあるか。集団で飼うと勝ち負けが出て、餌にありつけない牛が出てきます。 また、繁殖は発情、種つけ、お産とあり、子牛の保育から育成まであります。それぞれの個体がしっかり把握できることが一番であります。そして、種つけも自分でしなければならない。子牛が長くついていると、次の発情が来ない。人間さんとは全く違います。 こういった経験と目が必要であり、野菜づくりのように三、四年の経験でできることではありません。そして、一頭ずつ値踏みができるかどうか、牛の値段が自分でわかるか。子牛1頭50万円から100万円する現在でございます。こうしたことができて初めて牛飼いができるのでございます。こうした農家が5人できれば、津山ブランドが成り立つ、このように思います。 しかし、この規模ならば、夫婦2人でする現在は規模です。ITが発達しておりますからね。しかし、私が思うには、最初は、初めてする人は肥育100頭、繁殖10頭ではないかと思っております。そして、一番大事なのは飼料でございます。繁殖は粗飼料とふすまで──先ほど言いましたふすまですね──十分であると思いますが、肥育がふすまで成り立つ、このようには思っておりません。牛舎等施設の費用、飼料代、そして初歩段階の規模等について、もう一度お答えをいただきたい、このように思います。 それから、津山うどんのことでございますが、私の質問をどのように理解されているのか、そして答弁ですかと。理解をいかにされておるかということが一番ですね。これまでの質問とあわせて、何度も申しましたが、うどん店の共通したうどんの認識の話をしております。地域商社なるものが、個人の民間の店の味や品質のノウハウに立ち入ることができるとは思っておりません。それぞれプロの商売人で、サラリーマンではありません。これを踏まえてもう一度お答えを願いたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  農林部長。 ◎農林部長(福島康弘君)  肥育の飼料、牛舎等の規模についてお答えいたします。 つやま和牛の定義にあるふすま給与につきましては、基本の肥育飼料に加え、津山産である小麦ふすまを給与するものであります。 また、初歩段階に係る規模についてですが、肥育にしましても繁殖にしましても、牛舎から設置し、牛が出荷できるまでの費用を考えますと、かなりの資金が必要になるため、新たに取り組むのは困難であると考えます。 つやま和牛の創出については、市内の和牛経営者や販売業者、関係機関などで組織するつやま和牛振興協議会で取り組み方について検討し、初期投資の費用を考慮した上で、経験のある繁殖農家及び肥育農家にお願いする現在の方法を選択しております。 次に、津山うどんについてですが、津山産小麦100%のうどんにつきましては、既に製品化されたものがありますが、うどんに使用する小麦の割合をどのように設定すればさらなる小麦の消費拡大につながるかについては、地域の製麺業者やうどん店による商品開発などへの御協力が必要だと思います。 なお、こうした地域の事業者と連携して取り組む地域産品のブランディングについても、地域商社の一つの役割だと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小坂田裕造君)  伝統文化の構築、伝統工芸の育成、伝統文化によっておもてなしの心の場を広げることが大切であるが、当局の考えはどうかとのことでございます。 本市では、親子や次代を担う子供たちに対して、伝統文化に関する体験、習得の機会を計画的に提供するなど、豊かな人間性を育成し、将来にわたって歴史と文化の継承をしていく活動をしております。このような取り組みを通して、地域の伝統文化の大切さや伝統工芸等の価値を認識していくことが、地域での意識の醸成につながっていくと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  24番、西野議員。 ◆24番(西野修平君)  それぞれにお答えをいただきましたが、再度質問させていただきます。 つやま和牛について、つやま和牛の定義が余りにも不適切ではないかなというふうに私は思います。ふすま餌は、繁殖や保育にはよいが、最終段階の肉として仕上げるには、濃厚飼料でなければ肉屋さんがついてこないですね。肉屋さんはプロ中のプロです。肉の話をしているんですから。つやま和牛とは肉のことなんですよ。 それから、1頭、2頭の農家の牛飼いさんに託すのも一つの方法ですが、まず津山産子牛というのであれば、繁殖農家をふやすことが第一でございます。津山にそんなに子牛がおりますか。津山産子牛をどの方法でつくるのかが一番の課題でございます。 津山にも肥育の専門家の牧場、また和牛の一貫経営の牧場がそれぞれあります。この人たちは、誰の手もかりないで、仕入れから出荷まで全く自分でやっておるプロでございます。そして、堆肥の処理と稲わらの生産のために、お百姓もしっかりやっておられます。このようなお手本がおるのに、当局はちょっと勉強が足らないのじゃないかなというふうに思っております。 そして、多くの方法がある中で、例えば私が行きましたことのある中部飼料というのが今あるかどうかですけど、ここの実験の牧場は、牛馬屋、箱ばっかりでなくて、肥育が、つなぎもあります。牛馬屋の形態によっても餌の研究がそれぞれされておると、全て数百頭単位でやっておられました。もう少し勉強しないと、いつかの勉強会がありました、農協との。組合長さんが幻の和牛にならないようにと言われた言葉が生きてきません。いま一度お答えをいただきたい、このように思います。 なぜ言うかといいますと、ふすまのことを、ふすま餌には余り熱が加えられてないんですよ。濃厚飼料には大抵熱が加えられて、吸収がよくなるようになっているんですよ。 それから、津山うどんについて再度言います。 津山うどんの小麦の割合は、私が初めに言いましたのは、そばが法的に30%以上をそばというともう決まっているんですよ。そういう見解から、質問の中で30%から40%ということを私が申し上げたことでございまして、私が埼玉県熊谷市に行ったときに、熊谷うどんなるものがありまして、そのときの定義が40%だった、このように思います。 ことし11月に示された、うどん県と言われます香川のうどんも、30%以上でございます。30%から40%以上となれば、100%も可能です。どこに重点を置くかは、お店の自由設定になります。これによって各うどん店がおいしいうどんを開発し販売すれば、必然的に津山産小麦の消費拡大につながるものと思います。多くのうどん屋さんが自由に参加できる定義をつくることが大切です。ここなんですよ、問題はね。 きょう、香川県の資料を提供させていただいております。これに該当する店は津山のうどん店の表示をすることができる、こういったことの目安となります。これが津山うどんなるものになってくると思いますので、よく理解をしていただけるかと思います。 これについてお答えもいただくが、ちょっとこれを見ていただきますと、これは11月の半ばごろの産経新聞に出ていた、「麺のこし、艶厳しく吟味、さぬきの夢うどん技能グランプリ」というのが。香川県産の小麦さぬきの夢を使用したうどんの味などを競う令和元年度のさぬきの夢うどん技能グランプリ、香川県など主催の本選審査会が県庁で開かれた。県産小麦の利用拡大や製造技術の向上が目的。ゆでうどん部門の予選には、県内の製麺所やうどん店から102点の出品があったと。それで、いろいろとありますが、予選を通過した29点を対象にして、県産小麦を100%使用した部門、それから50%以上使用した部門、それからさぬきの夢の30%以上使用した夢ブレンドの部、こういったものに分けていろいろと、それぞれお店が自分で自分の裁量で、自分のうどんをしっかりそこでこしらえていくと。だから、何%でないといけませんよということはないんですよ。それぞれの部門を設定をして、その中でやると。 だから、参加する人は、うどん屋さんは自分の裁量で、その中に何%以上入っていれば津山うどんなら津山うどんということの中の定義なんですよ。だから、何年間もこれに対して時間がかかるというのが、私は不思議でかなわん。これについてお答えをもう一度いただきたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  農林部長。 ◎農林部長(福島康弘君)  まず、つやま和牛についてお答えいたします。 つやま和牛の定義にある津山産小麦ふすまの給与についてですが、出荷までに300キログラム以上を与えるものであり、ふすま主体ではなく、専門家の指導も受けながら給与しているところであります。 また、子牛を出荷する繁殖農家については減少傾向にあり、この事業を進める上での課題となっております。 今後もこうした課題の解消とつやま和牛ブランドの確立に向け、つやま和牛振興協議会の中で議論しながら取り組んでいきたいと考えております。 次に、津山うどんについての御質問ですが、参考事例として御紹介いただきました熊谷うどんは、熊谷産小麦を50%以上使用し、製麺から販売までを一貫して熊谷市内で行うことと定義づけています。また、香川の讃岐うどんは、香川県内で製造されることと、加水量や熟成時間など讃岐地方独特の製造法で定義づけており、地元産小麦の使用割合は定義に含まれておりません。 津山産小麦を活用したうどんなどの製品につきましても、こうした事例を参考にしながら、地域事業者との連携によるブランディングの一環として検討したいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  24番、西野議員。 ◆24番(西野修平君)  今の答弁にありますように、熊谷うどんは地元産50%であったと、調べたら。私が行ったときには40%だったんです。その後、ちょっと10%上げて、地元の小麦の消費を高くしたということでないかと思います。 それから、香川産のうどんの定義に、地元の小麦の割合はなかったと。これは私の質問がどのように理解度があったかということですね。これにもう反論をするような答えが出てくるというのは不思議でこたえんの、私は。本当なんですよ。 これは先ほども香川産のうどんのことを申し上げましたように、地元産の小麦粉がどうやったらよく使われるかというのに、何%以上あれば、津山なら津山の地元の小麦粉が30%とか40%とかといいますのは、それ以上使えれば何%でもお店の自由なんですよ。そういう自由裁量に任せて、一生懸命にうどんを開発すると、おいしいうどんを。それが切磋琢磨して、結果的においしいうどんがたくさんできて、観光客が楽しんでもらえる、または津山市の地元産の小麦がしっかり消費ができるということが目的なんですよ。 だから、何%でないと、誰やらさんに聞きます、誰やらさんに聞きますといって、今まで審議会にかけますとかなんとかということを言われました。そういったような問題ではないと思いますね。もうちょっと理解度を養わんとだめですね。今何か読解力がないというのが非常に、日本の生徒が下がったと、15番に。ちょっとこれは、この辺のことも市長さん、理解をすることを教えてやってもらわんと、ちょっと質問がいつまでも同じことを言わなきゃならない。ちょっと次へ行きますから。そういったことに対しまして、市長さんの答弁をもう一度お願いいたしたいと、このように思います。 それから、つやま和牛、津山産和牛の定義にふすまは最重要要件ではない。だから、この辺が私は、津山産子牛というんなら子牛の調達をどうするか、大変なことでございます。この辺から考えなきゃならないんですよ。JAが牛に手を出さない。これは施設に金がかかるからですよ。だけど、つやま和牛、ブランドと掲げた津山市、これはしっかり成功させる方策を研究していただきたい。まだもうちょっと専門的な話になるには、ちょっと経験が皆さん浅いんで、またこの次にします。 それから、産業文化部は有形無形の伝統文化を少しでも掘り起こし、産業の育成や観光のお客様へのおもてなしの文化を育んでいただきたい、このように思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 西野議員の再質問にお答えをさせていただきます。 津山うどんについてでありますが、津山産小麦の消費拡大につきましては、地域農業の振興や農業ビジネスモデルを組み立てる上で重要な取り組みの一つだというふうに認識をしております。津山産小麦を活用したうどんなどの製品につきましては、御紹介をいただきました事例を参考とさせていただきまして、どの程度の割合の津山産小麦を使用することで戦略的に成り立つか等、地域の事業者の方から専門的な知見による御意見をいただくなどしてみたいと思います。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  24番、西野議員。 ◆24番(西野修平君)  先ほども申し上げましたように、とにかく皆様の物すごい会議をしないと物が前に行かないんではないと。言いましたように、うどんの質をみんなが競争して上げると、津山産小麦を使って。そして、小麦の消費につながることと単純にもうちょっと理解をして、前向きに考えていただきたいなと、このように。もうできるだけ早く答えを出していただいて、それが競争につながって、津山の観光にもつながるように、食の文化と、そのようにしていただきたいと、このように思っております。 そういったことを再度お願いをして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(岡安謙典君)  以上で24番、西野修平議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時15分といたします。                                   午後0時09分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後1時14分 再開 ○議長(岡安謙典君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 12番、原行則議員、登壇。 ◆12番(原行則君) 〔登壇〕 12番、公明党の原行則です。議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。 まず、機構改革の教育についてお尋ねいたします。 今回条例提案され、来年度からの機構改革案が発表されました。特に注目されるのが教育委員会関係で、その守備範囲を学校教育主体とする組織に再編し、確かな学力や豊かな心、健やかな体をバランスよく育て、子供たちの生きる力を一層育む体制にすると言われております。 そこでお聞きしますが、学校教育に特化してどのようなことを行い、そしてどのような効果を出していこうとされているのか、お示しください。 次に、全国学力・学習状況調査についてお聞きします。 津山市はこの点数については、長年低迷が続いていたようですが、最近になって少し明るい材料が見えかけてきたと仄聞しますが、どのような状況なのかお答えください。 機構改革の支所機能についてお聞きします。 発表された案は、支所に現在設置されている市民生活課と産業建設課を廃止し、地域振興課のみを置き、その課は支所長兼務となっています。そのようにするのであれば、周辺部は農地や山林が多く、また河川もあり、現場力が求められます。そのようなことを勘案して、地域振興課の下に窓口係及び農林班と土木班及び勝北では演習場対策班を置いて地域振興を図るべきと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。 保育についてお尋ねします。 10月1日より消費税が10%に増税され、その増収分約5兆円余りのうち7,800億円の財源を使い、10月より3歳、4歳、5歳児の保育園、幼稚園などの幼児教育無償化が実現しました。始まったばかりですが、状況はどうなのかお示しください。 待機児童についてお聞きします。 保育園、幼稚園、児童クラブなどの待機児童は、津山市にはいるのかいないのかお聞きします。 次に、文化についてです。 津山市の文化芸術の発信拠点である津山文化センター、昭和33年に津山市議会で美作産業文化会館の建設が議決され、建設費の約3分の1を多くの市民からの寄附で賄い、昭和40年12月に竣工し、昭和41年1月に津山文化センターとしてオープンしました。その外観や建築スタイルに特徴があり、建築学的にも価値ある建築物であるとの認識があるようです。 50年以上経過し、現在17億円をかけて耐震化及び大規模改修工事が昨年度4月より行われていて、来年3月竣工、4月からの運用を予定されていますが、最終局面に向けて進捗状況はどうなのか、予定どおり完成するのか、そしてそもそもこの文化センターについては、築50年以上経過しているにもかかわらず、解体新築ではなく、あえて難しい改修工事にしたのか、その経緯をあわせてお答えください。 以上、登壇での質問といたしまして、再質問等は質問席にて行います。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  教育長。
    ◎教育長(有本明彦君)  学校教育に特化しての施策、効果についてお答えをいたします。 このたびの機構改革では、教育委員会に義務教育段階の子供にかかわる関係部署が集約されます。このことにより、さまざまな連携が迅速に図られ、今まで以上に地域とともにある学校づくりを進めることが可能となります。例えばPTA活動や学校支援ボランティア、地域学校協働活動など、学校と地域が密接につながる施策を積極的に展開することができると考えております。 見込まれる効果としましては、地域の子供は地域で育てるとの意識と責任、地域から学校に対する応援、協力、学校から地域への貢献など、地域と学校とのかかわり合いがより密接なものとなることが期待されます。そして、こうした環境の中で、子供たちの自己肯定感の醸成や確かな学力の定着を一層推進してまいりたいと存じます。 次に、本市の子供たちの学力の状況についてでありますが、小学校におきましては、授業改善や宿題の出し方、家庭の学習などに取り組みの成果が見られ、全国や県との平均正答率の差が縮まっており、一定の改善が図られたと分析をしております。 一方、中学校では全国平均を超える学校があるなど、一定の改善も見られております。成果の上がった学校では、学校全体で授業規律の徹底や問題を繰り返し解くこと、放課後学習での学び直しなどに取り組んだ結果、徐々に成果が見られ、生徒が自信をつけてきております。また、こうした生徒の変化に、教職員のさらなるモチベーションの向上も図られているところであります。 このような学校の地道で徹底した取り組みにより、少しずつではありますが、成果が出てきていると実感をしております。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  総務部長。 ◎総務部長(梶岡潤二君)  支所の地域振興課に窓口係、農林班と土木班、演習場対策班を置くべきという御提言についてお答えをさせていただきます。 各支所地域振興課におきましては、職員が柔軟に相互応援しながら、課全体で窓口対応などに取り組む体制にしたいと考えております。また、今回各支所産業建設課の土木技術職は、その所属と業務を本庁農林部の農村整備課、森林課、都市建設部の土木課へ移管することといたしましたが、これらの課は担当の土木技術職を各支所に常駐させることとしておりまして、支所長及び地域振興課との連携や業務支援につきまして、現在調整を進めておるところでございます。 したがいまして、窓口対応を含む市民対応や地域振興に関する業務に支障を来すことはないものと考えております。 なお、勝北支所の地域振興課におきましては、演習場対策業務を引き続き所管することといたしておりまして、担当の土木技術職を配置したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  幼児教育・保育の無償化についてお答えいたします。 本年10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、3歳から5歳の全ての子供とゼロ歳から2歳の非課税世帯の子供の保育園、幼稚園、認定こども園等の保育料に加え、一時預かり保育や病児保育などの利用料も、条件を付して無償化の対象となっております。 制度開始に当たりましては、各園、施設に対して説明、協議を重ね、御協力をいただきながら制度の周知に努め、新たに必要な手続や認定も行い、混乱なく対応ができたと考えております。 制度開始後は、各園への保育料無償化分の給付や保護者への利用料の償還給付などの新たな対応も始まっており、それぞれ確認しながら業務を進めているところです。 次に、待機児童についてお答えいたします。 市内には公立、私立合わせて23園の保育園と5園の認定こども園がございますが、平成25年度以降、国の基準による待機児童は出ていない状況です。 次に、幼稚園では、公立2園、私立2園の4園がございます。このうち、今年度から開園したつやま東幼稚園の3歳児につきましては、定員を超える入園希望があったため抽せんを行い、抽せんに外れた方についてはつやま西幼稚園や私立幼稚園を御案内し、待機児童はいない状況です。 最後に、放課後児童クラブでは、現在市内全小学校区と全学区対象の27クラブが運営を行っており、4月現在で1,569名が利用しています。本年4月に全クラブに対して行いました入所状況調査では、待機児童は15名となっております。 ○議長(岡安謙典君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小坂田裕造君)  津山文化センターの進捗状況と、新築ではなく改修とした経緯についてでございます。 来年4月からの利用開始に向けて、事業者とは定期的に確認、調整をしており、耐震補強及び大規模改修工事は予定どおりの3月完成に向けて進んでおります。 同センターは、市民からの文化施設を望む声と寄附によって建設されました。議員のおっしゃるとおり、当時の建設費2億8,000万円の約3分の1が寄附で賄われたと聞いております。 また、設計は建築家の川島甲士氏で、日本の伝統的な斗きょう構造をモチーフにしており、著名な建築賞も受賞するなど、全国的に評価の高い建築物として知られております。 そのほか、展示ホールの壁画は、グラフィックデザイナーである粟津潔氏の作品として有名です。 同センターは、建築物としても後世に残していくべきもので、市民の思いが詰まった建物ということで、新築ではなく、外観や内部のデザインを継承する改修としたものでございます。 ○議長(岡安謙典君)  12番、原議員。 ◆12番(原行則君)  登壇での答弁をいただきました。ありがとうございます。若干ここで再質問させていただきたいと思います。 まず、教育関係ですが、今回の機構改革で教育委員会が学校教育に特化して、関係部署がより連携を密にして強くしていくことができる。地域学校協働活動等で学校と地域が密接につながる施策を展開し、地域と学校のかかわりをより密接にしていく。そのような環境の中で、子供の自己肯定感や学力を高めていきたいということであります。 また、学力テストでは、先ほど教育長がおっしゃいましたが、全国平均を上回った中学校が出てきたということで、これは非常に喜ばしいことですが、これを皮切りに、こういうことを各校に飛び火して、全体が底上げして向上するように期待していきたいと思います。 今回の機構改革でいろいろな対策をされますが、私は学校教育現場において、まず全ての土台になるのが教師と子供の信頼関係であり、その上で学校ごとに校長を中心にして教師の団結が重要であると思っております。そして、教師も子供もお互い一人の人間として尊重し、お互い成長していくことによって、教師と子供のきずなが強くなると思います。 そして、そのきずなの上に、全ての多くのことが向上していくんだろうと考えますが、教育長の御所見をお伺いしたいと思います。 それから、保育、幼児教育についてでありますが、今回無償化ということで、これは国として、今回消費増税されましたが、その消費増税の財源で子育て支援、また少子化対策を進めるということであります。ゼロから2歳では非課税世帯も無料となっております。また、一時預かりや病児保育利用料も無償化の対象となっております。 これらは、従来の高齢者に重点を置いていた社会保障というのを、次世代を担う子供たちや若者に投資する、これは全世代型の社会保障制度ということで、画期的なことだと思います。来年度からは年収590万円未満の世帯では、私立高校の授業料が実質無償化されます。また、高等教育、大学では、低所得者の授業料減免制度も取り入れられます。私も地域のお母さん方にいろいろと話をお聞きしましたが、今回の幼児教育・保育料無償化は大変助かると、皆さん喜んでおられました。 事業者側については、若干事務処理がふえるようですが、そこはしっかりと対応していただきたいと思います。 それから、待機児童ですが、幼稚園はゼロ、保育園は国の基準によると待機児童はいないということであります。しかし、この国の基準というのがみそだと思うんですが、国の基準は、津山市のどこかの保育園に入ることができれば待機ではないということなのでしょうか、そこのところをお答えいただきたいと思います。 また、全国的には、待機児童の要因の一つが保育士不足にあるとお聞きします。例えばキャパとかそういう建物のキャパはあっても、担当する保育士がいないということで、預かりようがないというようなことも多々聞きます。津山市の状況、そしてまたその解消にはどのように取り組むのか、お考えをお聞かせください。 放課後児童クラブでは、15名が待機児童ということでありますが、この点もしっかりと解消をどうやっていくのかお聞きしたいと思います。 それから、文化センターですけれども、改修工事が今進んでおりまして、来年3月には予定どおりきっちりと完成するということを今答弁されましたので、その点は安心しました。 そして、新築ではなくて、あえて改修工事にしたのは、この建物が上部に広がっていて、木造寺院建築などに用いられる斗きょう構造ということがありまして、この斗きょう構造をコンクリートで表現した昭和のモダニズム建築で、大変価値ある建物であるということだそうです。また、展示ホールの壁画は有名グラフィックデザイナーの作品だということで、そして何より、当初の建築のときに多額のお金が市民の浄財で投入されているということで、非常に多くの市民の思い入れがあるということで、解体せずに残していこうというその気持ちも理解できます。 10月に議会として、この工事中の文化センターに視察をさせていただきました。多くの議員さんが参加されましたけれども、この閉ざされた空間の中で、本当に細かい仕事、工事をされておりました。外観は、東側駐車場の前に外づけのエレベーターをつけるぐらいで、外観の見た目は余り変わらないということでしたが、内部はかなり変わるようであります。どのようになるのか、また完成後のイベントや公演のスケジュール、また企画はどのように考えておられるんでしょうか。 それから、ちょっと先ほど申しましたが、この建築物の格好ですが、あそこは津山城址で、石垣が台形でこうなっていますね。上に狭くなっていますけど、文化センターは逆に下から上に広がっているんです。これも一つのあそこの風景を勘案して設計されたということだそうです。こういうこともありまして、文化センターは津山市の非常に重要な財産だと思いますので、今度できた後、しっかりと文化センターを利用できるように、どのような企画があるのかお知らせいただきたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  教師と児童・生徒とのきずなについての私の所見でございます。 議員御指摘のとおり、学校教育において教師と児童・生徒との信頼関係の構築は、いつの時代も不易なものであり、最も大切にすべきものと考えております。相互に信頼できる関係がなければ、学校教育は成り立たないと考えております。お互いを一人の人間として尊重し合え、ぬくもりのある関係が、子供たちのやる気を引き出し、さまざまな経験を積んで成長していく土台となります。 教育基本法第1条には「教育は人格の完成を目指し」とあるように、教育の目的はまさしく人を育てることであります。教師はみずからの職責の重さを深く自覚し、授業改善や人間性を高めるための自己研さんに日々努めることが必要で考えております。 以上でございます。 ○議長(岡安謙典君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(織田敬子君)  3点の御質問に順次お答えいたします。 まず、待機児童の基準についてお答えいたします。 津山市では、国の基準に基づいて取り扱いを行っています。国の基準では、近隣に登園が可能な保育園等があるにもかかわらず、特定の園を希望して待たれている場合は、待機児童に含めないこととされております。津山市におきましても、特定の園を希望されて待機されている方もおられますが、これらの方については、国の基準にのっとり待機児童とはしておりません。 次に、保育士の状況ですが、津山市でも多くの保育園などで保育士確保に苦慮されている状況は認識しております。そのため、津山市では潜在保育士確保のため、平成24年度から年2回の就職支援セミナーを開催しています。今年度の新たな取り組みといたしましては、保育士の子供が保育園などに入園する際の優先入所の基準を設けることで、確実な職場復帰が可能となる取り組みを始めました。 また、岡山県の保育士・保育所支援センターや津山まちなかカレッジと連携した相談会を実施し、新規学卒者や潜在保育士の掘り起こしなどの就職支援を行っております。 加えて、就職3年目までの若手保育士等を対象とした研修を実施し、仲間づくりによる離職防止の取り組みも行っております。 今後も関係機関と連携し、保育士確保に取り組んでまいります。 最後に、放課後児童クラブの待機児童の今後の対応についてお答えいたします。 放課後児童クラブでは、保護者の就労状況などにより入所児童数は増加傾向にありまして、定員を超えるクラブでは入所調整を行っているクラブもあります。待機児童の対応といたしましては、これまでも全学区対応クラブの新設やクラスの増設を行ってきておりまして、課題の解決に向けて、できるところから対応を行っているところです。 今後におきましても、各クラブの状況把握に努めるとともに、学校施設や近隣施設の活用などを含め、関係者と協議しながら環境整備を行うことで、待機児童が発生しないように対応していきたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小坂田裕造君)  まず、津山文化センターはどのように変わるかとのことでございます。 外観は、エレベーターがつけ加わるなどで、大きな変更はございません。内部の重立った変更箇所ですが、大ホールの客席が一新され、配置も今より舞台が見やすいものとなります。また、エレベーターの新設により上下の移動が容易となるほか、会議室の配置も利用しやすいものとなっており、新たに展示などにも使えるアートライブラリー等の部屋が設けられ、利用いただける全体面積もふえております。 次に、完成後のスケジュールですが、3月下旬には市民向けの館内見学会を計画しております。多くの方に御参加いただき、リニューアルした同センターを体感することで、今後の利用につなげていきたいと考えております。 完成後の記念イベントについてですが、クラシックコンサートを皮切りに、令和2年度中に古典芸能などさまざまなジャンルでの実施を計画をしております。 ○議長(岡安謙典君)  12番、原議員。 ◆12番(原行則君)  再質問に答弁をありがとうございます。 再々質問ということで、最後にしたいと思いますが、教育については、今回学校教育に特化していろいろな取り組みを集中して行っていくということをおっしゃいますので、それに期待しておりますので、どうか頑張っていただきたいと思います。 それから、保育園の待機についてですが、先ほど部長答弁ございましたが、特定の目的を持って特定の保育園に入りたい、けれどもそこがいっぱいだから入れないから待機しているということは、それは当然だろうと思いますし、目的を持って待機しているわけですから、それは別に苦にならないと思うんですけれども、そうじゃなくて、一般に普通に自分の住む地元に保育園ございますよね。その地元の保育園になかなか入れないから、少し遠方の離れた保育園に行かざるを得ないという現実は、やはりこれはあると思います。ここのところを是正して、なるべく地元の保育園に入れるように、いろいろとこれからも対応していただきたいと思いますので、お願いします。これは答弁要りませんから。 文化センターについては、今答弁をいただきましたけれども、いろいろな企画を予定していると。最初にクラシックコンサートをやるということもおっしゃいました。これからどんどんいろんな企画を催していただいて、それからまた、貸し館としても外部のいろんなところに発信をして、いろいろなところでの興行主が、文化センターという価値ある建築ホールで公演をやりたいというように思われるように、しっかりとこれも営業努力をしていただいて、稼働率を上げていただきたいと思います。 そして最後に、市長に一言お聞きしたいと思いますが、今回の大幅な機構改革をされますが、そのことで私もいろんな効果も期待しておりますけれども、まず根本は、私は一番大事なことは、やはりあらゆる組織を構成しているのは、どこまでいっても一人一人の人間であります。ですから、その根っこになる人間改革、職員改革というのが一番の根本であると思います。「人は石垣、人は城」という言葉がございますが、市長の御所見をお聞きしたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 原議員の再質問にお答えをさせていただきます。 職員改革についてでありますが、私は組織運営は人で成り立っているというふうに考えております。そのため、行政運営の原動力であります職員の資質や能力の向上、意識改革が必要と考えておりまして、特に管理職のマネジメント能力や窓口での接遇などについて重点的に取り組んでまいりました。仏つくって魂入れずとならないよう、今後も職員の能力向上、意識改革を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  以上で12番、原行則議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 23番、河本英敏議員、登壇。 ◆23番(河本英敏君) 〔登壇〕 皆さんお疲れさまでございます。きょうの最後の質問になりましたが、議長のお許しをいただきましたので、これから3つの点について触れさせていただきます。 第1は、地方創生推進交付金の活用による調査の実施についてであります。 これまで何回か議会でも取り上げられていますが、その中では公立大学について理解できなかった点がありますので、少しお尋ねをいたしたいと思います。 この調査結果に基づいて、公立大学設置に向け、その後の検討は何をどこまで、どのように取り組んでこられたのか、その成果と今後へのお考えをお答えください。 また、私立ではありますが、長い歴史と伝統を持つ津山に美作大学がございますが、今後少子化の中、多くの自治体が、それぞれの自治体が若者の抱え込みに必死で取り組んでいる、その影響はこの先大変厳しい状況になり、またそれぞれが厳しい状況に追い込まれるのではないかというふうに思っておるわけであります。こうした状況の中で、今後どのように対応していかれますのか、お答えをください。 また2番目に、介護制度の中で老老介護と支援に財源の確保はということで、私はちょっと聞きたいと思います。 9月議会でもお答えいただきました老老介護の実態についてでありますが、認定者が7月の調査では252人、うち独居の方が23人、また御夫婦の方が24人、介護度3以上では独居3人、御夫婦が4人でした。その後の調査はどのようなものでございましょうか。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河本議員のお尋ねにお答えをさせていただきます。 人口減少社会に対する対応についてのお尋ねでございますが、本市の将来への成長と地域創生を図っていくためには、人口減少社会への対応が大きな課題であると認識をしております。こうした認識から、本市といたしましては、財政再建の断行と経済活性化、少子・高齢化の抜本対策並びに将来を見据えた人材育成を重点課題として掲げ、取り組みを進めているところであります。 高等学校や大学、高専などの高等教育機関と連携していくことは、本市の地域創生と拠点性の発揮にとって重要であり、しっかりと協力し、対応していきたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  公立大学設置可能性調査後の取り組みについてのお尋ねでございます。 公立大学設置可能性調査におきましては、公立大学の設置によるまちづくり等への効果を示すとともに、整理すべき課題も多いことを明らかにしております。こうした調査結果を踏まえ、引き続き検討しているところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  老老介護世帯の実態把握についてお答えいたします。 6月議会後、直接御本人を訪問する介護保険認定調査の結果を活用した状況の分析を始めております。7月から9月までの3カ月の調査対象では、要介護1から5までの認定を受けた643人のうち、独居高齢者は78人、夫婦世帯は49人、そのうち要介護3以上では独居高齢者が7人、夫婦世帯が10人でした。調査は個々の認定機関により該当する対象者に行うもので、引き続き継続することにより、実態把握につながるものと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  先ほど登壇でやるところを一丁落としとったようなんで、ここでついでにさせていただきますから。市道M108号線の通行は可能になったかというのを、余り少なかったもんですから忘れとりました。部長、お願いします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  市道M108号線の通行についてお答えをいたします。 市道M108号線につきましては、平成24年から隣接地における開発の協議があり、平成25年4月に工事に伴う排水路の道路法24条申請がなされ、同年5月に承認をしております。その際、申請に対する許可条件といたしまして、道路幅員が申請前と比較し不足する区間においては、事前に地元の了解を得て着手し、また平成27年11月に変更申請がなされた際には、隣接地権者等と十分協議の上、着手するようにと条件を付しておりましたが、協議が結果的に履行されておりませんでした。 道路の機能回復につきまして、申請者に対して解決に向けて協議を行ってまいりましたが、現在においても状況は変わっていないところでございます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  それでは、再質問なんでありますけれども、調査の関係であります。設置可能性の調査によって得られた成果がどうだったかということなんですけれども、いろいろとあると思います。その調査によって得られた成果を受けて、膨大な資料があった、概略でも相当のものがあったわけですが、具体的な動きがないようなんですが、特に出生数がこれから激減していくわけであります。どう動くのか、それとも何もしない、考えてもいないというふうにとれると言いたいようなところがあるんですが、どんなんでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  整理すべき課題を初め調査で明らかになった結果を分析しながら、引き続き関係機関等と協議し、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  それでは、これ言うてもせつないことなんですけれども、この調査にかかわった予算は1,200万円と聞いていますが、お答えでは引き続きということのようであります。関係機関といろいろとお話をしていかれるんじゃないかとは思うんですけれども、そんな悠長なことをしていっていいのかなという気がします。そのうち、毎年800人を切って、毎年減っていくこの人口をどう支えるか、またその受け皿として確かなものをこさえない限り大変だろうと私は思っております。 しないというふうに聞き取れるような気がするんですが、もう一度お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  地域社会の学術研究と知識基盤の拠点となる高等教育の確保、充実を図ることが、本市地域の創生と都市の拠点性の発揮にとって重要となると認識しておりますので、引き続き設置可能性についての検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  以前、金田議員さんのほうから質問の中で、公立の看護大学をというような話があったと思います。覚えておられる方もあろうかと思いますが、この報告の中に一貫して述べられているのは、既存の美作大学、高専に大きなマイナスの影響を与えることなく、相乗効果を生むようなものでなければならないというふうに指摘をされておるわけであります。今後、ともに話し合って、その相乗効果を生むように前に進めてもらえないかということを切にお願いするものであります。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  公立と私立では、入学金や学費などの面にも差があり、学部、学科が類似した場合には大きな影響を与えることが想定されます。公立大学の設置に当たっては、美作大学、津山高専との相乗効果を発揮でき、それぞれの価値を高め発展し合えることが前提になると考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  津山には美作大学が長い歴史を持って、また高専も長い歴史があるわけでありますけれども、一緒に私は話し合っていくということが大切なんではないかというふうに思っております。早くその話し合いを始めて、手を打つ必要があるんではないかというふうに思います。 現在、美作大学、高専だけで津山が持ちこたえるということは、なかなか難しいというふうに考えています。ともに相乗効果が期待できるように早急に考える、そのことが必要ではないか、改めてお伺いします。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  美作大学、津山高専に関しましては、平成20年に3者での包括連携協定を締結し、さまざまな連携事業に取り組んでおり、人材育成や地域産業の発展など幅広い分野で地方創生に貢献いただいておるところでございます。本市といたしましては、こうした連携の枠組みを基点としながら連携を深めていくことが、ますます重要になると考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  津山は県北の雄都ということで昔から言われてはおるんですけれども、なかなかその影が薄くなったというのがいろんな人の評価でありますが、津山市には作陽音楽大学の移転問題、当時ありました。それと同様に、作陽高校の移転が決まったというふうに言われて、避けられないというふうに言われていますが、先日の金田議員の質問に市長は、行かれていろんな話をしてこられているということなんですが、話のときに、市長さん、谷口市長にかわって具体的にどのような、具体的にというと細かい話もあろうかと思いますが、要旨がこんな話だったということがあれば、教えていただきたい。 ○議長(岡安謙典君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  市長就任直後の昨年3月に、松田理事長と直接お会いをしました。学園の現状や高大連携の検討状況などについてお尋ねをするとともに、私に寄せられました多くの市民の声もお伝えをしながら、作陽高校の本市での存続を率直に要請をさせていただいたところであります。 作陽学園からは、少子化や私学を取り巻く状況、平成8年の大学移転時の経緯などを説明をいただきながら、学園内の高大連携の考え方についてもお聞きをしております。 その後、本年3月にもお会いをいたしましたが、高大連携に向けた学園の意志はかたいものがあるというふうに感じたところであります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  作陽高校の存在も、長い歴史の中でこの地域にとっては本当に大切な財産であります。特に存続が可能になれば、非常に大きなメリットもある。そうすることが、既存大学はもちろんのこと、これから考えておられるような大学も、その生徒の確保には大切な学校だろうというふうに思っています。 これから考えておられる大学、その設置にも、この作陽高校の移転というのは大きな影響を与えるというふうに考えていますし、そのためには様子を聞くだけではなく、市街地外から在籍しとられる生徒さん方に、住所移転が前提になりますけれども、一般交付税の人頭割を支援するなどというその他の支援策も私は示すべきではないかなというふうに考えるんですが、どうでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  作陽高校を初めとする市内の6高校や美作大学、津山高専は、本市地域に多方面にわたる御貢献をいただいており、地域になくてはならない都市機能と考えております。公立大学の設置可能性を検討するに当たっては、高等教育機能の維持、拡充を念頭に置きながら、美作大学、津山高専の意向、考え方も十分お聞きしながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  総合企画部長の話には作陽の話が出なんだんで、済んだんかなという気はするんです。残念なことでありますが、ひとつよろしくお願いいたしたいと。 さて、全国紙の記事やネットなどを見ると、全国の地方都市にあって頑張ってきた私立大学などでは、県や市などとの中で、公立化による生き残りを図る事例がちょこちょこ見られます。特に平成に入って大きな動きがあったようであります。この動きについてどのように受けとめておられるか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(明楽智雄君)  地方私立大学の意向と活性化を図りたい自治体の考え方が一致し、公立化が各地で行われていることにつきましては承知をいたしております。こうした地方私立大学、短期大学等の動向につきましては、注視してまいりたいと考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  それでは、介護についてでありますが、とりあえず、介護に入る前に、私は急ぐ必要があるというふうに思います、これは。時間との闘いだろうというふうに思います。各地域がこぞってやっていきよるわけですから、やっぱりいい方向を見出してほしいということを申し上げときます。 ただし、既存の大学がのうなるとか、高専に影響を与えるとかというふうなものができたって、決していいことにはならんということだけは申し上げときます。 ②なんですが、介護制度の中で老老介護と支援の財源はということでお聞きをしておるわけでありますけど、老老介護では介護に時間をとられて、買い物や近所づき合いがなかなかままならないというのが現実であります。介護に疲れ、地域との御縁も疎遠となりがちというふうに伺っております。そうしたことに行政はどのように対応してきているのでしょうか、もう一度よろしくお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  孤立化、また介護疲れ等への解決策としては、適切な介護保険サービスの活用がございます。まずはケアマネジャーが本人や家族の生活課題や相談から、状況に応じた介護サービス提供プランを作成し、その上で介護施設等への通所やショートステイ、自宅へのヘルパー等の訪問サービスを活用することになります。ケアマネジャーとのかかわりや、さまざまなサービスを活用した家族以外の人と接する機会を多く持つことが、解決策の一つになると考えます。 また、社会福祉協議会では、介護を行っている家族の交流会やボランティア団体による、ひとり暮らしの高齢者へ電話やお便りで交流する事業も行っていますので、活用いただきたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  介護疲れ、御近所とは疎遠になる、いろんなことを言うても老老介護ですから、出ることができん、目を離すことができんというのが現実だろうというふうに思います。孤立化するお年寄りが家庭に、そして地域としてお年寄りに、そうした家庭に地域としてどのようなかかわりが求められるかなということもお聞きしときたいというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  市では、地域共生社会の実現に向けて、高齢者の見守り体制の構築に取り組んでおります。閉じこもり防止のため、民生委員と地域包括支援センター等が連携しての見守り活動を行っております。高齢者の方々には、気軽な相談相手として積極的に連絡をとっていただきたいと存じます。 また、地域活動に期待するものに、こけないからだ講座、ふれあいサロン、ふらっとカフェの活動推進がございます。居場所を通じての相互の見守りは、大変有効と考えております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  全国の自治体に先進的な取り組みとして、老老介護の支援策として前向きな取り組みがあるというふうに聞いたことがあるんですが、その取り組みの事例がありましたら御紹介いただけたらというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  調査を行った限り、他市の状況では、出雲市が実施する老老介護生活支援サービスがございます。住民税非課税世帯を対象に、介護保険適用外の買い物代行や掃除などの生活支援を利用できるサービス券を発行するもので、現時点では老老介護に直接支援策を設けた唯一の自治体と把握しております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  じゃあ、介護認定を受けながらもサービスを受けてない、そして家族の介護を受けながら過ごしている方もおられると思いますが、そうした方たちへの手だてがございますか。 ○議長(岡安謙典君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(飯田早苗君)  まずは、介護保険サービスを適切に活用いただくことが、本人、また家族の方々の御負担の軽減につながることと存じますが、要介護4または5の重度の方を家庭で長期間介護している人を対象に、家族介護慰労金の支給を行っております。被介護者が過去1年間にわたり介護保険サービスを利用していないことや、介護保険料に未納がないことなどを要件に、世帯の課税状況により年間15万円を上限としております。対象と思われる方には直接通知を行い、状況を確認した上で支給しており、平成30年度では高齢者の介護に3件、64歳までの第2号被保険者への介護に1件の合計4件の支給を行っております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  さて、高倉地内の件なんでありますけれども、この道が通行できなくなったということなんであります。この通行できなくなった要因というのは、先般も申し上げましたんですけれども、平成28年12月に私が定例会で質問したのが全てなんでありますけれども、このことは2度同じような、道路というような問題で同じことを質問するので大変情けないことなんでありますけれども、こういう形でもう一度するということは、大変情けないというふうに思っております。 そこで、改めて質問させていただきますけれども、この道が車の通行ができなくなった、その主な要因を改めてお聞きをいたしたいと思います。どこにあったかお答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  主な要因といたしましては、工事後に道路幅員が従来より狭くなることについて、申請者と関係者との間で十分な協議がなされていないまま工事が実施されたことによるものではないかと考えます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  お答えはよろしい。ちょっと申請者というのは1人でありますし、関係者というのはもちろん町内会であり、地域の改良区であり、その周辺の方というふうに捉えておけばよろしいですね。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  そういうふうに認識をしております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ありがとうございます。もともと市道は津山市の財産であるし、また住民の大切な生活を支える財産であります。現場の水路はほとんどが市道の中に敷設をされております。このことを考えれば、もっと慎重にその24条の申請を審査をすべきではなかったかということをお聞きしたいと思いますが。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  審査は適切に行われたと考えておりますが、今回の事案を踏まえまして、今後におきましてはより慎重な審査に努めてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  審査というのはどういうふうにするかというのは私らもよくわかりませんけど、指摘事項というのは行政指導の中でも、行政指導の部分になるんだろうと思うんですけど、行政指導というのは事を間違えんようにということで、問題が起こらんようにといって指導して当たってもらうという、一番大切なところだろうと私は思うんですよ。法律に決まっとることは大体守っとられますから、皆さん。そういう部分が十分行き届いてなかったということは、非常に残念ということを申し上げときます。 それで、次に、審査は適切に行われたというふうに考えているということなんですが、今回の事案を踏まえて、今後においてはより慎重な審査にまた努めてまいりますとおっしゃっておられるんですが、今もそのような審査を、ここに書いてあるように慎重にしておられるんですかいな、部長。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  慎重に審査をしております。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ありがとうございます。それでは、今のようなお答えなんでありますけれども、百歩譲ってそれでいいと思います。しかし、通行ができなくなった人たちはどうなるんかなと、またその道を利用しなければ、たとえ竹やぶといえども行けなくなる人が生まれてきておるわけですよ。隣接の土地の所有者はどうなるんでしょうか、お答えください。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  申請者に対しまして、引き続きしっかりと対応をしてくださいということでお願いをしてまいります。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  変更申請では、最初の指摘とは一歩踏み込んだ表現で、隣接地権者、町内会(班)などと十分協議して、合意の上、着手することという条件を付しておられるわけですよ。このことは当然と言えば当然なんですけど、なぜ申請者や施工業者はその指導を守らなかったかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  申請者である社会福祉法人は、許可条件を付した関係者と協議を行ったものとは考えますが、結果的に協議が不十分だったことに起因するものと考えます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。
    ◆23番(河本英敏君)  そこで、工事の完成の確認はどのようにされたんでしょうか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  現在、24条申請に係る工事の完成確認につきましては、完成届に添付された写真で確認をしているのが実情でございますが、この事案を踏まえまして、今後の確認方法につきまして検討をしてまいりたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  さて、工事の完成を待って確認されたんだろうと思うんですが、本来、いろいろと写真には写らんですよね、確認事項なんていうものは。今回の場合は、この確認ができてなかったということなんですよ。そのことだけは申し添えておきます。 この事案を踏まえて、今後の確認の方法について検討してまいりますということなんですが、確認方法について、道はもともと昭和の大合併で、合併前の高倉村時代の道路でして、もともとそんなに広い道ではなかったんであります。でも、軽四は自由に、そう心配しなくて通れていた道だと地元の方もおっしゃっておられる。そこに内側の幅が700ミリの水路をいけたと。変更前は400ミリだったようであります。その水路が400ミリから700ミリに広がって水路が敷設されたわけですから、とても車が通れるようなことにはならんということですよ。そのことがわかっとって、申請条件として付しておった隣接者、町内会、班等と十分協議してほしい、その上でというふうに念には念を入れて担当者は指摘していったはずなんです。これは文書にもありますけれども。 普通なら、この指摘事項というのは、町内会なり改良区ぐらいの範囲で終わっとるはずなんですけど、わざわざ班という言葉までつけ加えてある、なぜそれが確認をされなかったかなというふうなことを思うわけですよ。そういうふうに書いたところを、念には念を入れて書いたところを、何で確認せなんだならと、私は写真だけで済ませたところに大きな落ち度があるんじゃないかというふうに思うわけでありますけれども、この大きな問題があったとすれば、どこにあったというふうにお考えですか。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  申請時点で道路幅員が減少することは職員も認識をしており、そのことは現地においても確認をしております。したがいまして、町内会や隣接地権者など関係者と協議の上、理解を得られた後、工事着手することなどの条件を付しております。 この事案におきましては、一部の関係者にその理解が十分得られないまま工事着手されたものと考えており、申請者に対しまして、改めて今後の対応について働きかけてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  改めて申し上げたいんですけれども、本当に情けないなと、どんな仕事をしとったんならというふうに思います。 一部の利用する人たちによる、要は道路を利用するというのは、私の言うその水路として利用する人たちを利するために、身勝手な行為、そのことに津山市政が曲げられたというふうに考えてみますと、今後この整理はどこでされるのかということをお尋ねします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  繰り返しになりますが、今後におきましても、引き続き申請者の方に問題の解決となるよう働きかけをしてまいりたいと存じます。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  同じ問答になるんですけれども、幾らやっても、これはひどう変わったことにならんと。今までの問題点というのを認識してないと私は思っているんですよ、こうした場合の。特にそのときの担当者はそれなりに気を使って、400が700になったという時点で、当初話をしたこと、話し合った400ミリだったら何とか通れるということで考えていっとったようです。そのことは御存じだったですから、地元の方も。しかし、その次については理解してない。というのは、700になったときのことを説明してないということなんですよ、全く。そういう感覚で幾ら検査しようとも、ええことにはならんと。 この先ほどからの答弁を聞きよると、何ら変わった確認方法がないというふうに思いますので、私はここで質問のほうを、もう少し真摯な考え方で答えていただかんと、議会に対する、また市民に対する答弁として私は疑問を感じますので、質問をちょっとしばらく保留させていただきますから、議運でも開いてやっていただけませんか。ちょっとこの答弁について。 ○議長(岡安謙典君)  しばらく会議を休憩いたします。 再開は追って連絡いたします。                                   午後2時17分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後2時54分 再開 ○議長(岡安謙典君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 河本議員に申し上げます。再度質問をお願いいたします。 ◆23番(河本英敏君)  要は、先ほど申し上げました。いろんな方のかかわりがあってなったというのはようわかるんですけれども、特定の方たちのやられた思いが、そのまま確認もされないまま、十分、物事が動いたということを指摘したし、それからもう一つは、質問の全体の流れの中で、財産としてのそういうものを大切にしようというふうな思いが伝わってこない。そのことによって、一部の利害関係者の方たちが不利益をこうむっておるようなことでは困るという意味で質問させていただきましたんで、もしお答えがあれば、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  今後におきましては、今の協議状況などをしっかりとお聞きし、申請者の方に問題解決となるよう、また財産管理の観点からもしっかりと働きかけてまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  最後の質問になろうかというふうに思うんでありますけれども、この件は、公共の道路のM108号線が、一法人の開発行為によって、隣接の関係者や多くの市民に、また市政に不信感を与えるということになったと言えるんではないかと思うわけであります。そして、これを指摘した人が、地元では悪く言われるというようなことがあってはならんというふうに思っております。 何回かはその後、先ほどのお話からもわかりますように、担当者が伺って、もとの施主である法人と話をしたということは聞いておりますけれども、なかなか話ができてないというのが実態のようであります。解決に向けて取り組んでおられるというのは、努力はわかりますけれども、いつその方と、誰と解決に向けて話をしたのかお聞かせいただければいいし、またその記録を時系列にいただけたらというふうに思います。 ○議長(岡安謙典君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(岡部卓史君)  職員2名が平成28年5月に隣接地権者を訪問、また同年6月と12月に職員2名が申請者である社会福祉法人を訪問し、協議を行っております。同年11月から12月には、関係者によりまして一部当該市道の拡幅工事が行われておりまして、問題の解決に向けて一定の措置が講じられたものではないかというふうに考えております。 なお、記録については、適切に対応させていただきたいと存じます。 以上です。 ○議長(岡安謙典君)  23番、河本議員。 ◆23番(河本英敏君)  ここで言う11月から12月に関係者によりましてという、一部拡幅工事が行われた、のり起こしをしておられます。この地点は、この道の一番東の端でありまして、民家と非常に近いところであります。これはなぜ緊急にやらざるを得なかったかというと、もとはフリュームの300で排水をしておった水路から、田んぼの排水路のほうへ。ところができたのを見たら、ますが700の水路を受けて、1メーター角の、内側が1メーター角です、両方に框がつくと、とんでもない大きなものです。2メーターの道にそんな大きなますがついたら、こちらのあいたところはふたもなかったわけです。道じゃあないがなということになって、事の発端があって、私が取り上げるという質問通告したり、土木の方に相談をしたりしたら途端に、関係者の方だろうと思いますけど、しかしこれは法人が申請はしてないと思います。そのときの24条申請も提出をお願いしたいというふうに思いますので、法人の方が出したものとは覚えておりませんので、そのことも確認をしておきたいというふうに思います。 要は、どこかでいい話ができたというふうに私は思っとります。そんなことが公の道路や施設であっては困るということを基本的には申し上げています。 さて、市長、最後に、なかなかこれ2年もたってからのことですから、相手方も今さら言うてくれなというふうに思っておられると思います。しかし、施主として指摘事項をきっちり伝えていなかったという、私があの方と話を最初にしたときは、私が本当に会いたかった方はもう既にやめておられました。元市の職員だった方でありますけれども、私が騒ぎ出したら途端にやめられました。行ってみたら1人かわっとられましたですよ、わずかなじょうに。4月まで勤められるんじゃというふうに聞いとったんですけれども、12月でやめられました。 そういうことも含めて、もう少し、職員の2次就職場所ではあるんでしょうけれども、職員にももう少し、その場所に行ってもモラルというのは守ってほしい。そういうことは考えて、これからも取り組んでほしいなというふうに思って。どなたというようなことは申し上げませんが、すぐわかることなんですけれども。 そこで、市長、ぜひこの財産管理という意味、それはささいなことであっても、市民にとっては自分の目の前にある日ごろ使っているところに障害物が、自分の生活に対して邪魔になるようなことが、活用できないようなことが起きるというのは、よほどの注意をしないと許可しちゃいけんと。許可をしたら、ちゃんとそういうことが問題にならないように、確認行為をするということを徹底をしてほしい。 僕はこの中で1つだけ褒めてあげたいのは、職員の方に、固有名詞は言いませんけれども、固有名詞は申し上げませんけれども、許可をした最終の変更届を出されて、それを受け付けた職員の方は、あえて班まで了解をいただいてください、これはまず書かないことですよ。4条やこうで出したときに。誰それさんと指摘ができなかったけんそうしたんだろうと私は思います。あえてそこまでしたということは。それをされたということは、多少は市の責任逃れのところになろうかと思います。責任逃れしちゃあいけませんけれども。ちょっとでも荷を軽うしようと思うたんでしょう。担当者だったら私も書いたかなというふうに思います。 以上で12月議会の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡安謙典君)  以上で23番、河本英敏議員の質問を終わります。 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。 次の会議は明5日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。                                   午後3時03分 散会...